二流体加湿器 (TMfog)

TMfogは蒸気に代わる次世代の加湿器
噴霧量連続比例制御に対応した事で、従来水加湿適用が困難だった設置環境に、水加湿の適用を可能とします。
燃料を使用する蒸気と異なり、水と圧縮空気だけで加湿する事で、環境負荷とランニングコストの低減に大きく貢献します。
概要/特長
■TMfogの特長
製品
TMfogは、ノズルに送る水と空気の圧力を制御する本体ユニットと、ノズルを取付けたヘッダユニットを組合せてシステムを構成します。
本体ユニットに調節計機能を内蔵しているため、本体ユニットに制御対象の湿度、露点、出力値の何れかの信号を接続する事で、運用可能です。
■本体ユニット

■ノズル
金属製ノズルについてはお問い合わせ下さい。


■空調機組込用設置ユニット










噴霧量 比例制御
●蒸気と同じ安定した水加湿
比例制御のため、高精度の加湿調整が要求される外調機でも、
蒸気と同様に、安定した水加湿が可能です。

●蒸気加湿の制御を流用可
蒸気加湿と同じ比例制御のため、蒸気加湿の制御を流用出来ます。


●段数制御の設定が不要
比例制御のため、ON/OFF制御と異なり、出力を連続的に変更できます。
このため、段数制御の検討、調整が無く、導入が簡単です。


粒子径を調整できる
■新原理二流体ノズル

圧力制御対象は空気圧のみのため、噴射量や粒子径の調整自由度は限定的になります。
霧は噴射方向に集まり、圧空の噴射力は直進方向に作用します。

U字型の噴射口部分で挟む構造のため、霧は噴射口に沿って扇状に広がり、圧空の噴射力は直進方向だけではなく、霧を扇状に広げる力としても作用します。
●粒子径調整の目的は?

水と空気の圧力バランスで粒子径と噴霧量の特性を変える事が出来ます。
このため設置条件により、適用する霧の性質を調整することができます。
●気液比とは?
気液比は下記の式で算出する数値で、値が小さい程、圧空使用量が少なく、
省エネの噴霧になります。
気液比=圧空量(NL/min) ÷ 噴霧量(L/min)
■適用業界事例
TMfogの主な適用業界・分野になります。
業界・分野 | 電気・電子/製薬 | 情報 | 製糸 | 農業 |
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設備 | ![]() クリーンルーム |
![]() データセンター |
![]() 製糸工場 |
![]() ハウス栽培 |