電子操業日誌(PlantLogMeister)

操業日誌の電子化から操業現場のDXをサポート
プラント操業においてベテラン運転員の知識や経験を共有し、ナレッジ情報として活用することは、安全・安定操業する上で極めて重要な課題です。PlantLogMeisterは、交替勤務における操業情報や申し送り情報を、効果的に蓄積・管理でき、製造現場にある様々な情報と連携できる業務革新ソリューションです。操業日誌の電子化をベースに、設備管理、工事管理などと連携しお客様の業務に合わせた最適なソリューションを提供します。PlantLogMeisterの導入で業務フローのシステム化や操業情報の一元化ができ、業務効率化やナレッジ情報の活用を実現します。
運転管理(操業日誌)
■操業日誌の作成・管理業務や申し送り業務に必要な機能を備え、製造部門の業務変革を支援
製造部門における申し送り・引継ぎ業務は、プラントの安全運転を行う上で重要な役割を担っており、
運転状況や、作業内容、問題点などを記載した操業日誌を用いて行われています。
操業日誌は、このように貴重な情報が記録されていますが従来は紙ベースによる運用が多く、
引継ぎ業務以外に活用されることは少ない状況でした。
そこで操業日誌を電子化することで、貴重な情報のデータベースへの記録、
およびこれまで人の手が介在していた多くの業務を自動化することができます。
また、操業日誌内の情報と各種業務システムとのデータ連携、活用により業務変革を支援します。

■特長
簡単に分かりやすい日誌の作成
- オートコンプリートによる選択入力(定型文、機器情報)
- 班マスターから運転員自動セット
- リッチテキストでわかりやすい文書の作成
蓄積した情報を効率的に検索
- 全角・半角、大文字・小文字 区別なく検索
- AND(改行)、OR(スペース)の組み合わせによる検索
- システム辞書、ユーザ辞書による類語検索
多様なスケジューリング
- 定期作業(モバイル点検と連動)
- 計画作業(運転変更、出荷指示、工事計画など)
- 当日の予定が集約された今日の予定(To-Doリスト)
- 作業指示と作業実績を紐づけて管理
確実に伝達可能なお知らせ機能
- 課内で共有する情報はお知らせ掲示板を使用
- 周知者を指定することで既読確認が可能
電子申し送りと班長日誌作成
- 関連情報を集約した引継ぎシートによる電子申し送り
- 運転日誌からワンクリックで班長日誌へピックアップ
数値データの一元管理
- プロセスデータや現場点検データを自動で取り込み
- 手入力の操業情報と組み合わせて数値データを一元管理
- 製造ラインごとの帳票作成、帳票電子承認
確実にフォローできる懸案事項管理
- 運転中の問題点を懸案事項として関連付け管理
- 対応完了までリストアップしフォロー漏れなし
- 解決した内容を対応経過もわかるノウハウ集として活用
プロセスデータベース、ダッシュボード連携
- 入力したTag Noを自動認識してトレンド画面へ自動リンク
- 各種情報を集約して可視化し、トラブルの原因分析を支援
詳細情報
■作業工程を共有していますか
■作業計画の実施管理はできていますか
全ての作業工程が週間工程から今日の予定にブレークダウンされ全体の工程が把握できます。定期作業(ルーチンワーク)は、一度周期を設定すると自動的にスケジューリングされ今日の予定に表示、実施管理ができます。

■画像、定型文、機器番号など手間をかけず入力できていますか
■分かりやすい文書を作成していますか
記号、単位は、ツールバーから選択入力、定型文、機器番号は、先頭入力で入力候補が表示され選択入力できます。文字修飾、画像ファイルの取り込みなどリッチテキスト方式の分かりやすい文書の作成ができます。

■日誌に入力したデータを転記していませんか
タグNoと連携した入力シートでプロセスデータの自動取り込み、入力制限、基準値判定、タグ名称参照など、簡単に、正確なデータ管理ができます。これらのデータは、手入力データと組み合わせて運転日誌やExcelシートへの出力、および帳票形式での管理、電子承認などができます。
- ※タグNoの連携は、PLANETMEISTERとPI Systemをサポートしています。
- ※PI SystemはOSIsoft社の登録商標です。

■効率の良い申し送りができていますか
■分かり易い申し送りできていますか
大型スクリーンにフル画面で引継シートが表示でき電子申し送りができます。引継シートには、報告アイテムごと、工程ごとなど分かり易い並び順の設定ができます。

■懸案事項が埋もれていませんか
■慢性化しているトラブルがありませんか
問題になりそうな情報は、気がかり情報にチェックするだけで懸案事項として管理できます。懸案事項になると日誌に入力した情報が自動的に関連づけされ懸案事項の経過を把握できます。

■発行した文書は、すぐに取り出すことができますか
■運転指示、業務連絡は周知できていますか
テンプレートエディタとワークフローをサポートした文書発行システムです。作成した文書は、日誌と連携した管理ができるとともにワークフローの設定により、電子承認と既読確認ができる周知回覧が可能です。

■ヒヤリハットの集計・管理はできていますか
■発行したヒヤリハットのリスク評価はできていますか
ヒヤリハット管理機能により、ヒヤリハットテンプレートの作成、作成者や部門ごとの発行数の集計管理ができます。

発行したヒヤリハットはダッシュボードで場所や原因毎のリスク評価、分析がができます。
■現場の点検チェックシートは電子化できていますか
■現場で異常になったデータの管理はできていますか
モバイル端末を使って現場データを電子化できます。異常になったデータは、サーバーにアップロードすることでPLMの懸案事項で管理できます。

■PLANETMEISTERと連携
日誌に入力した情報からタグNoをシステムが自動認識し、PLANETMEISTERのトレンドグラフ、グラフィック画面に展開できます。

日誌に入力した数値データをPLANETMEISTERに保存、PLANETMEISTERから数値データを運転日誌へ取り込みなど多くの連携をしております。
■東芝レビュー
株式会社東芝の技術論文誌「東芝レビュー」にて、PlantLogMeisterの特集が紹介されました。