TM21-FP IE4効率シリーズ 永久磁石三相同期モータ

永久磁石を用いた未来のモータで、さらなる省エネを。
省エネルギー性能と高トルクのふたつを併せもつ次世代のモータです。ロータには永久磁石を使用。これによりTMEICの従来品と比べてロータに発生する損失を40パーセント低減できます。ファンやポンプといった中大容量機器の動力などに用いられることで、驚くほどのエネルギー効率と、類を見ない省エネ効果を生んでいます。
概要/特長
世界的に展開されているモータの高効率化に対応してIEC規格 IEC60034-30に準拠して開発しました。少ない永久磁石で優れた省エネルギー性能と高トルクを実現する次世代の永久磁石モータです。日本においてもIE4スーパープレミアム高効率モータ採用に関する法制化が予想されます。TMEICはいち早く取り組み、シリーズ化しております。法制化を予定された海外向け、省エネをお考えの日本国内ユーザー様向けに提供可能です。
■進化したモータ技術PRM

TMEIC は、永久磁石モータとリラクタンスモータを融合させた新しいモータPRMを開発しました。
永久磁石モータは、ロータに永久磁石を使用してトルクを発生させますが、一方、リラクタンスモータは、永久磁石を使わずに、ロータの突極性で生じる磁気吸引力を利用したモータです。TMEIC が開発したPRMは、リラクタンストルクを利用して、永久磁石の使用量を最小に抑えながら、高トルク・高効率性能が得られる最適なロータを設計しました。
その結果、モータの発生するトルク比率が、
永久磁石トルク:50% リラクタンストルク:50%
となるハイブリッドロータを開発しました。
永久磁石使用量 最小化技術の研究

モータトルク比率

New Motor Technology PRM
■新しいモータ技術PRM
永久磁石使用量

従来の永久磁石モータは、永久磁石によって発生するトルクを利用するため、高トルクを得るには、永久磁石の使用量が多くなっていました。
TMEIC が開発したPRM は、リラクタンストルクを利用して、永久磁石の使用量を削減する技術です。従来の永久磁石モータと比較して、永久磁石の使用量は約40% と大幅に削減することができました。
PRM は、モータコストを最小限に抑え、資源環境にメリットをもたらす新しいモータ技術です。
Achieving IE4 Super Premium Efficiency
■IE4 スーパープレミアム高効率の実現
モータ損失低減

TMEIC は、PRM 技術を応用して、最高効率クラスであるIE4 スーパープレミアム効率を実現した永久磁石モータ TM21-FP をシリーズ化しました。
TM21-FP は、ロータに永久磁石を使用しているため、ロータに発生する損失が無く、標準誘導機(IM) と比較して約40% の損失低減を実現しました。
TM21-FP は、ファン、ポンプなど中大容量機器の動力として、高いモータ効率で優れた省エネ効果を実現します。
