運転・操業管理支援

工場やプラントのDX推進を支援

ベテランの職人技を、広く継承するために。

ベテランオペレーターの手動に頼ってきた工場内における特殊な操作を自動化する。あるいはベテランオペレーターたちが持つ職人技の継承を容易にする。それが「インテリジェント運転支援システム」です。自動化によって、ベテランオペレーターの負担が軽減されるほか、作業精度のムラが払拭され安定化がはかられます。

インテリジェント運転支援システム

運転支援システム

運転支援システム

非定常作業(S/U、S/D、G/C等)や定時に実施する定常作業は、運転員が張り付き操作を実施することが多く、運転員に高い負担を与えています。また、昨今のベテラン運転員の減少傾向により、ベテラン運転員のノウハウ引継ぎがうまくできないないので、運転に支障が発生しているところもあります。運転支援システムは、そういったところにベテランのノウハウを盛り込んだ形で運転手順を記載し、運転員に変わって運転をするシステムです。これにより運転員の負荷を低減し、常にベテランと同じ運転が実現できます。

インテリジェント運転支援システム「ASCube」とは

ASCube : All-situation Settling Support System

プラントの安定化、効率化のために、ハリツキ運転を強いられている状況からの解を支援するシステムです。

インテリジェント運転支援システムは、2つのサブシステムにより構成されます。

ひとつは、従来のPID制御では安定せずハリツキ操作で安定を図っていた系の制御の安定性を向上させる「モデル駆動型PID制御システム(MdPID)」。もうひとつはスタートアップ・シャットダウン・グレードチェンジ・ロード変更等の非定常運転時の頻繁な各種操作の支援、さらには定期的な作業の各種操作の支援をする「運転支援システム」です。

インテリジェント運転支援システムを導入することで、制御を安定させ、運転員が実施していた操作を確実に実行することができます。また、運転支援システムは、ベテラン運転員のノウハウの電子情報化を促し、若い運転員にノウハウの継承を行うことができます。

ASCubeは、モデル駆動型PID制御システム、運転支援システムを必要に応じて選択して、既設DCSシステムに接続することができ、即生産性向上、操業効率化に寄与することができます。

【メリット】

  • ハリツキ運転からの解放
  • 運転の安全性、安定性の向上
  • 非定常作業、あるいは定期的作業の時間短縮による生産効率向上
  • 最適運転操作へのがいどによる生産効率向上
  • 省力化

特長

  • 優れた制御特性
  • 目標値追従性と外乱抑制性を両立
  • パラメータチューニングが容易
特長

モデル駆動型PID構成

  • 一次遅れ+無駄時間モデルを内蔵したPID制御
モデル駆動型PID構成

「モデル駆動型制御システム」は、2000年に、東京大学の木村教授がご提案の制御概念です。

概要

運転支援システムは、お客様(運転員)にて容易にアルゴリズムを組むことができ、システムで用意された機能アイコンをコントロールシート上に配置して、機能アイコン間を接続することで構築できます。機能アイコンで記述されたコントロールシートを、そのまま仕様書にすることもできます。構築した運転手順を自動で実行させることにより、運転工程の進捗を監視し、時に手動介入をしながら運転の自動化を実現します。

概要

特長

  • 工程の階層化が可能
  • 音声出力によるガイダンス、アラーム
  • 工程フロー上で、コメント(目的など)を自由に記載可
特長

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