よくあるご質問

各製品・サービスや会社情報について、お客さまからよくいただくご質問にお答えします。

瞬低補償装置(MPC)製品について

MPC方式とはどういう方式なのですか?

MPC(Multiple Power Compensator)方式は、通常給電時には負荷設備へ商用電源を直送しています。同時に、エネルギー蓄積装置に電力を蓄えます。瞬時電圧低下や瞬時停電を検出するとHSS(High Speed Switch)が、商用電源を高速に遮断するとともに双方向コンバータがエネルギー蓄積装置から負荷設備への給電を開始します。

MPC方式

MPC方式の特長を教えてください。

1.ハイブリッド式HSS(半導体 + 機械スイッチ)により、業界最速の1msec以内での高速切換を実現
2.双方向コンバータの個別制御により、高い給電信頼性を実現
3.業界最高クラスの高効率(最高効率99.5%)
4.10秒補償の場合、3,000kVA単位で最大12,000kVAの大容量設備が標準的に装備可能
5.豊富な納入実績と製品メニュー

瞬低補償はどのくらいの時間バックアップができますか?

電気二重層キャパシタ(EDLC)仕様であれば1秒、バッテリ仕様であれば10秒が標準です。その他の時間については、こちらへお問合せください。

長時間のバックアップは何分くらいできますか?

バッテリ(エネルギー貯蔵装置)を大きくすれば何時間でも可能ですが、バッテリが巨大になり価格も高価になります。通常、電力会社の再閉路は長くて1分ですから最大でも1分間で良いことになります。さらに長時間の停電対策であれば非常用発電機と組み合わせることもできます。

エネルギー貯蔵装置としてはどんな種類があるのですか?

1秒補償用として電気二重層キャパシタ(EDLC)、10秒補償用としてバッテリ(鉛蓄電池、リチウムイオン電池)を使用しています。

屋外対応はできますか?

補償時間が10秒以下の場合は、装置をパッケージハウス収納することで屋外対応することが可能です。なお、設置場所(降雪地域など)によっては困難な場合もありますので、こちらへお問合せください。

納入実績はどれくらいありますか?

2025年1月末時点にて、総容量で約1,040MVAの実績がございます。

効率99%クラスとは電気料金との関連でどういうことなのですか?

瞬低対策装置を導入しても装置の損失が大きいと導入効果が薄れてしまいます。例えば2,000kVAの場合、効率に1%の差があると、16.16kW(損失)×24Hr×365日×15円/kWh=2,123,424円(年間)余分に電気代を支払うことになります。(電気代を15円/kWhとしています。)

多重雷による瞬時電圧低下にはどう対応しているのですか?

1秒コンデンサ仕様は0.3秒以内の瞬低なら3回連続、10秒バッテリ仕様は3秒以内3回連続の対応が可能です。

切換時の瞬断で負荷設備が落ちませんか?

標準仕様の瞬断(切換時間)は1msです。電子機器やモータなどの電圧低下特性を考慮すると問題のない時間と考えています。なお、MPC方式の出力電圧特性はJEC-2433-2016の出力過渡電圧特性クラス2および半導体製造装置SEMI規格が要求している電源仕様(SEMI-F47)に適合しています。

瞬低時間と電圧低下率

概算価格はどれくらいですか?

補償時間、屋外設置、工事範囲、補償する負荷容量などを総合的に検討して回答することになりますので、こちらへお問合せください。

保守費用はどのくらいかかりますか?

補償時間、エネルギー貯蔵装置、屋内外、補償する負荷容量などを総合的に検討して回答することになりますので、こちらへお問合せください。

導入検討中ですが、実稼働中のMPCを見学できますか?

こちらへお問合せください。

接続する負荷に制限はありますか?

瞬低補償の対象負荷に進相コンデンサや誘導モータなどがある場合は、検討が必要となりますので、こちらへお問合せください。

モータ負荷をバックアップするときに注意することは何ですか?

切換時のモータ起動電流を考慮した容量選定が必要となりますので、事前に負荷リストをご準備の上、こちらへお問合せください。

その他について