電力料金低減などのために日常的な用途としての自家用発電設備やコージェネレーション設備があります。また、電力供給に関するトラブルが起きたときに備え、非常用の発電の設備を持つプラントも珍しくありません。TMEICはプラントに対して「蒸気・ガスタービン用発電機」「ガス・ディーゼルエンジン用発電機」、それに付随する設備と発電システムエンジニアリングを提供しています。
- 概要・特長
- 納入事例

課題
B社は、東南アジアで新たに建設予定の石油プラント計画において、安定した運営に不可欠なインフラ設備に関する大きな不安がありました。
●長時間の停電が起こることも多く、安定運営に不安が
東南アジア地域では、インフラ供給が不安定で石油プラント建設に大きな不安がありました。また、一度停電が起きてしまうと、日本のようにすぐに復旧することも難しく、石油プラントを安定して運営させるには万が一に備えた自家発電等の設備を導入することも検討せざるを得ませんでした。
●自家発電は導入コストもランニングコストも割高
石油プラントは長いスパンで操業するもので、導入費用はもちろん、ランニングコストや安定運営との並立が求められています。
自家発電は導入費用が巨額なだけでなく、メンテナンスで掛かる費用にも不安がありました。また、故障により契約以上の電気を購入することになると、月単位で違約金を支払わなければいけないリスクもありました。
B社が求めていたのは、安定した電力供給とそれを支える製品力、保全補修にかかるコストの低減、自社プラントに合わせて設計された発電機でした。
TMEIC発電システムを選んだ理由
●新石油プラント用にカスタマイズされた提案
当社では、様々な電源ソリューションがあり、受変電設備や、無停電電源装置などその他の装置を発電機と組み合わせるカスタマイズも可能。
B社の操業に合わせ、重要負荷に対する負荷選択を行い、発電量を抑えながらも安定運営ができるシステム提案がありました。
●高効率、高信頼性とコストパフォーマンスの高さ
当社では、効率の高い発電機にて、信頼性の高いシステムを構築することが可能。それにより安定した電力供給ができ、保全補修にかかるコストの低減が図られ、概ね10年で発電システムの初期投資を回収でき、12年後以降は利益が出るとのシミュレーションが提出されました。

●緊急時には現地のサポート工場との連携
当社では、国内ばかりでは無く、海外にもサポート工場を有し、今回の建設地近くにもサポート工場があり、対応して頂けることが分かりました。

これらの提案により、抱える懸案事項を解決する提案ができ、メンテナンスの頻度を抑えることができメンテナンスにかける手間や人員の削減にも貢献できることから、導入に至りました。
導入効果
提案のあった発電システムを導入。
1年経過しましたが、高品質な製品なので故障も無く予定通りのメリットが得られました。このままで行くと、当初の予定どおり概ね10年で初期投資を回収でき、12年後以降は利益が出ることが期待できます。
●様々なサポート体制が整備され、安心して新プラントの建設へ
B社にとって必要な部分を補完する形で最適な提案ができただけではなく、海外のプラントでは、過去にいざという時に現地のエンジニアがなかなか対応できなかったことがあり、万が一の対応にも不安を抱えていました。しかし、同国の他社工場での当社の対応を知り、安心して任せられることもB社にとっては大きなメリットでした。
B社ではこれからも、海外プラントを新たに建設予定があるため、発電機や電力に関する事例が増え、今後の工場運営に繋がりました。