例えば、モータや発電機は、運転年数が経つにつれ絶縁劣化による事故が非常に多くなります。思わぬプラントの操業停止を防ぎ、安全に稼働を続けて行くために、TMEICは定期的な点検、診断の実施をお奨めしています。設備の点検をお考えのお客様へ、絶縁診断の目的や診断の手順など、メンテナンスに関する詳細な情報を掲載しています。
絶縁診断サービス
回転機は、運転年数が10年を超えると、絶縁劣化による故障や事故が多く現れていきます。
TMEICでは、未然に事故を防ぐため、定期的な点検、診断サービスによる予防保全をお奨めしております。
- 概要・特長
- 納入事例
■絶縁破壊による事故例
絶縁劣化による絶縁破壊
ステータコイルの機内汚損による絶縁熱劣化
ステータコイルの緩み
ステータコイルの焼損(糸縛り部)
■絶縁診断サービス概要
設備の運用に多大な損害をもたらす可能性のある絶縁事故を未然に防ぐため、計画的な予防保全の実施が極めて重要です。
■絶縁診断の項目と目的
機械的診断と電気的診断の両者を診断します。
診断項目 | 診断の目的 |
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機械的点検 | 楔・糸縛りのゆるみやコイルの局部的な損傷、ケーブル劣化などのチェック |
直流吸収特性試験 | 吸湿の程度をチェック |
交流電流試験 | 絶縁物が劣化すると絶縁層に空隙が発生するが、その状態をチェック |
誘導体損失角試験 | 絶縁物に発生した空隙の状態をチェック |
部分放電試験 | 絶縁物に発生した空隙の状態および、局部的に絶縁が劣化した状態のチェック |
・減点数と残存破壊電圧の相関関係
絶縁劣化したモータに対して減点数を求め、さらに残存破壊電圧を測定した一例をグラフでご覧ください。残存破壊電圧と減点数には明らかな相関関係があり、減点数が多いほど、残存破壊電圧の割合は低くなってきます。
■診断の手順
■診断結果について
TMEICでは、長崎事業所と京浜事業所で診断結果の算定方法が異なります。詳しくは、お問い合わせください。