F350
停電のような不測の電源トラブルから、プラントなどの重要設備を守ります。
台風や落雷といった自然現象のほか、あらゆる不測の事態によって起こりかねない停電を完全に避けることはできません。そこで「UPS(無停電電源装置)」の出番です。F350は、三相4線出力に対応し、 1750kVAまでの大容量を単機システムで構成が可能です。モジュール追加によるUPS容量アップ、モジュール運転台数制御による高効率運転、単機UPSによるモジュール冗長、負荷力率1.0に標準対応、多彩なシステム構成が特徴です。さらに、バイパスECOモードによる高効率運転(オプション)が可能になります。どんなトラブルが起きたとしても、決して停まることを許されない工場などの重要設備を動かし続ける電源装置として広く使われています。
三相400V 入出力1050~1750KVA
概要/特長
■最高効率97%の高効率/単機1750kVAの大容量
- 総合効率 97%を達成(三相3線415Vの場合)
常時インバータ給電方式のUPSとしては、トップクラスの高効率を実現しました。 - 単機システム 最大 1750kVA/kW出力の超大容量に対応可能
モジュール方式のUPS装置を採用。350kVA/kWのモジュールを最大5モジュールまで接続可能。 - 負荷容量増加に合わせてUPSモジュールの増設に対応し、導入コストの削減が可能
1050kVA + 350kVA or 700kVA
- ※ バイパスモジュールは、初期に終局容量に応じた容量とする必要があります。
- ※ モジュール増設時は装置停止が必要です。
- ※ 1400kVAからの増設はできません。
■バイパスECOモード搭載(オプション)
バイパス回路にサイリスタスイッチを採用することで、常時サイリスタ給電状態とします。
変換器を停止させることで変換損失を低減させ、99%の高効率運転を実現します。
停電時はインバータからアシスト電流を流すことでサイリスタを高速遮断。変動の少ない給電切換が可能です。
■モジュール冗長機能
- モジュール冗長(N+1)方式を採用する事により信頼性が向上します。(1050kVA、1400kVAのみ対応)
- 万が一、モジュール1台故障した場合は、故障モジュールを切り離し残りの健全モジュールによりUPS給電を継続します。
※各UPSモジュールが定格容量350kVAを超過しないことが条件となります。
■モジュール運転台数制御機能
- 低負荷時、運転するモジュール台数を制御することにより効率を改善します。
- 一般的なUPSでは低負荷時は効率が低下しますが、F350ではシステムの効率が最大となるようモジュール運転台数を制御します。
※冗長性を保つために最低2モジュールは運転します。 - 負荷率20%の低負荷の場合でも最高効率97%を達成!(三相3線415V、1750kVAの場合)
- 多様なシステム構成が可能
- 単一システム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最小構成のUPSシステムです。
- モジュール冗長システム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・単一UPS内の350kVAモジュールを(N+1)とするシステムです。
- 直列冗長システム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・単一UPSを直列に組み合わせ冗長性を持たせたシステムです。
- 並列冗長システム(一括/個別バイパス)・・・2台以上の単一UPSを並列に組み合わせ冗長性を持たせたシステムです。
モジュール冗長と組合せることも可能です。