落雷があると落下地点の周りでは電圧が低下することがあります。こういった「瞬時電圧低下」のトラブルは、プラントなどにある重要な設備の破損や、プラントの停止を招きかねません。
TMEICの「瞬低補償装置(MPC)」は瞬低/停電から大事な設備資産を守ります。予期せぬ災害に備えるために「瞬低補償装置(MPC)」は欠かせません。
- ※MPC方式には、東京電力株式会社殿との共同開発による技術が含まれています。

用途別一覧
様々な目的に合わせて、TMEICでは最適な瞬低対策ソリューションを提供しています。
高圧用瞬低補償装置(MPC)
瞬低/停電対策を高圧・大容量・高効率で実現します。

高効率
MPC5000
(変換器盤単機システム)
三相3,300/6,600V系
容量1,000〜3,000kVA※
※10秒補償、6.6kVの場合
業界トップクラスの省スペースで、
高圧・高効率の瞬低/停電対策を実現。

MPC5500
(変換器盤並列システム)
三相3,300/6,600V系
容量4,000〜12,000kVA※
※10秒補償、6.6kVの場合
変換器盤並列構成により大容量
(最大12MVA)の瞬低/停電対策を
高圧・高効率で実現。
低圧用瞬低補償装置(MPC)
瞬低対策を低圧・高効率で実現します。


導入時の検討事項・運用上のご注意
MPC導入時の検討事項
瞬低対策装置をご計画される場合に考慮すべき点
- ○設置場所:屋内 or 屋外(屋外の場合塩害対策要否)
- →盤構造の決定
- ○補償負荷の容量はどれだけか。
- →MPCの容量の決定
- ○補償負荷の内、誘導負荷(I・M)の容量はどれだけあるか。
- →誘導負荷が多い場合はMPC容量に余裕が必要
- ○瞬低補償時間
- →1秒、10秒
- ○系統の遮断容量
- →HSS(メカニカルスイッチ)の遮断容量は20kAです。
系統の遮断容量が20kA超過する場合は個別にご相談下さい。
MPC運用上のご注意
MPC方式瞬低対策装置を導入され運用開始後に考慮すべき点
- ○定期点検のおすすめ
- →瞬低対策装置の機能を十分に発揮させるには定期的に点検を行う必要があります。
万一の障害に迅速な対応をするために保守契約の締結をおすすめします。 - ○蓄電池の交換
- →蓄電池には寿命があり、25℃環境で7〜9年の期待寿命です。
当社の瞬低対策装置に使用している蓄電池はおよそ8年で交換を推奨しております。 - ○MPCの更新
-
→瞬低対策装置は通常のUPSと同様、多くの電子部品を使用しております関係で定期的に保守・部品交換等をご用命いただくことにより機能の維持を図りますが一定の寿命が存在します。
当社では瞬低対策装置の機能維持の限界を15年と考え、最長15年でのリニューアルを推奨しております。

製品ラインアップ

MPC5000/5500
三相入出力 1〜12MVA at6600V, 3300V
高性能・高効率・大容量・省スペースを実現した
最新の高圧瞬低補償装置
MPC5000シリーズは大容量(最大12MVA)でありながら、従来比最大20%の小型化を実現。通常運転時は、最高効率99.5%を達成し、運用コストを最小限に抑えます。
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MPC200
三相200V系・入出力 50〜250kVA
省スペースで低圧・高効率を実現。
96.5%レベルの高効率を実現し、高速スイッチ(HSS)の採用により、瞬低時もわずか2msで補償運転に切換えることが可能です。また、保守バイパス・HSS・変換器を一体化する等、徹底した省スペース設計は、従来と比較して盤幅を43%も小型化することに成功しています。蓄電方式を利用用途により選択でき、10分までの停電にも対応できる為、幅広い用途に対応可能な製品です。
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MPC400
三相400V系・入出力 100〜500kVA
業界トップクラスの低圧・高効率な瞬低対策。
98.5%レベルの高効率は業界トップクラス。高速スイッチ(HSS)採用による補償運転へ切替可能な時間はわずか2ms。また、保守バイパス・HSS・変換器を一体化し、従来と比較して盤幅を36%小型化した省スペース設計。用途により蓄電方式が選択でき、10分までの停電に対応できる為、幅広い用途に対応可能な製品です。
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