TMdrive-MVe2
ファンやポンプなどを巧みに制御し、
さらなる生産性と、さらなる省エネを。
電力会社、水処理施設、および工場内の動力用ファンなどに用いられるのが高電圧のモータ。それを可変速するのがTMEICのモータドライブ装置です。モータを巧みにコントロールすることで、工場における優れた生産性と、エネルギーコストの削減、CO2削減に貢献する機器です。
3.3kV:200〜1500kVA 4.16kV:500〜1890kVA 6.6kV:400〜3000kVA 11kV:660〜5000kVA
課題
自動車開発においては、自動車本体の省エネ要望は高く、燃費を同クラスの車より向上させるため、走行時の空力特性を高めることは必修となっている。自動車メーカA社では、開発に用いる風洞試験を更新することになりました。従来の試験装置より汎用性の高い試験装置とするため、据え付け工事が容易で、高調波対策は不要な装置の採用の検討を開始しました。
●試験装置としての多様な運転パターン
風洞設備の大きなファンはGD2が大きく、様々な運転パターンでの急加速・急減速可能なドライブ装置を導入することにしました。
●据付工事が容易
短期間での更新を可能とするため、据え付け工事が容易なドライブ装置を探していました。
●高調波対策が不要な装置
既設の設備の導入時は、高調波規制はありませんでしたが、更新に当たり高調波対策が必要になりました。しかしながら、煩わしい高調波フィルターのエンジニアリングを回避する為に、高調波対策が不要なドライブ装置が求められていました。
TMdrive-MVe2を選んだ理由
TMdrive-MVe2は、風洞設備の大きなファンはGD2が大きく、様々な運転 パターンでの急加速・急減速可能なドライブ装置でした。
また、据付工事が容易なことが分かりました。
■安定した急加速減速運転可能
電源回生機能標準装備により、高速応答で安定した急加減速運転が可能。
■据付工事が容易
- 入力変圧器と一体型。また、屋外変圧器ヤードの設置も不要。
■高調波を抑制
- PWMコンバータにより、高調波フィルター不要。
⇒ 高調波フィルターの設置スペースが不要。
導入効果
TMdrive-MVe2導入により、風洞設備の大きなGD2に対し、様々な運転パターンでの高速応答で安定した急加減速運転が可能になりました。また、減速時のエネルギーももちろん回収し、予定どおりの省エネ運転となっていました。
据付工事においても、
- 入力変圧器と一体型なので、据え付け工事が簡単に済みました。また、屋外変圧器ヤードの設置も不要となりました。
- 変圧器とドライブ装置間のケーブル配線が不要なため、電気工事も短時間ですませる事が出来ました。
- 同様に高調波フィルターの設置スペースが不要となったため、電気室のスペースも小さくて済みました。
■力率改善による電気料金削減
無効電力制御により、力率改善が出来、電気料金を削減することが、出来ました。
また、ドライブ装置の力率改善機能を活用する事で、導入を予定していた力率改善コンデンサが不要となりましたので、初期投資費用も減らす事が出来ました。