TMdrive-50
モータを巧みに制御して、工場の生産性を最大化します。
「モータを動かす」という点から、みなさんの生活を支える幅広い産業の動力を生み出す装置。これがTMEICのモータドライブ装置です。幅広いランナップをほこるTMEICのモータドライブ装置は、高い性能、優れた省エネ効果で知られています。
3.3kV:3000kVA、6000kVA
概要/特長
コンバータ回路方式 | コモンコンバータ方式IGBT(P)、ダイオード(D)、サイリスタ(T)の3種類 |
---|---|
インバータ回路方式 | 3レベルPWM-NPC(*1) |
インバータ回路素子 | IGBT |
冷却方式 | 水冷 |
出力電圧 | 3.3 kV |
最大容量 | 6000 kVA |
過負荷耐量 | 150%-1分間 |
最高出力周波数 | 60Hz |
速度制御方式 | PLG(*2) / レゾルバ |
対象モータ | 誘導モータ、同期モータ |
用途 | 鉄鋼プロセスライン、船舶、鉱山機械など |
特長 | TMdrive-70、80と出力電圧統一 |
回路図 |
*TMdrive-P50:IGBTコンバータ
TMdrive-D50:ダイオードコンバータ
TMdrive-T50:サイリスタコンバータ
*1 PWM:Pulse Width Modulation NPC:Neutral Point Cramped
*2 PLG:Pulse generator
製品の特長
■ラインナップ
3レベルPWM方式で、出力電圧・容量範囲は、 3.3kV-3000,6000kVA
■高性能・高機能
- パワーエレクトロニクス専用の32ビットマイコン(PP7)を採用、高速制御を実現
- 高信頼性IGBTの採用により高性能化
- 高性能ベクトル制御
速度制御 ±0.01%
速度制御応答 ωc=60 rad/sec
速度制御範囲 0〜100%
付帯制御として、自動界磁弱め付き速度制御- ドルーピング付き速度制御
- トルク制御(静止トルク制御も可能)
- 豊富な特殊制御を装備
2自由度制御(RMFC)(Referrence Model Following Control)
軸振動制御(SFC)(Simulator Following Control) - 高速光データ伝送装置(TOSLINE-S20)を標準装備
最高1msのスキャン伝送が可能
この他、MELPLAC伝送も可能(オプション)
また、オープンフィールドネットワーク Profibus-DP、DeviceNetにによる伝送も可能 - かご形誘導モータ、同期モータのいずれに対しても、高性能ベクトル制御を適用
- コンバータは高力率制御を実現
■高圧中大容量
- 4500Vモジュール型高圧IGBTを採用し、3レベル・PWM制御の採用により最大3.4kVまで出力可能
- 純粋冷却装置の採用
- 2バンクの並列接続により、最大6000kVAまでの大容量化が可能
■省スペース・保守性
- 高圧大容量IGBTによりパワーユニットのコンパクト化を実現
- 大容量素子の採用により、部品点数を削減
- 主回路をユニット化し、MTTRを短縮
- TOSLINE-S20あるいはEthernetによる遠方での詳細状態表示が可能
- TMdriveシリーズに共通のメンテナンスツール「Drive Navigator」による調整・監視が可能