自動倉庫管理システム マイグレーション
丈夫な汎用コントローラで、自動倉庫システムの更新に伴う損失を抑えます。
荷棚に商品を納めて保管し、出し入れはコンピュータで制御する「自動倉庫」。
従来そのコントローラは5年ほどで更新を迫られる独自コントローラーやWindows PCが使われてきましたが、
TMEICは10年以上の長寿命を誇るきわめて堅牢な汎用コントローラを採用。
自動倉庫システムの更新頻度を遅らせることによって、更新コストと機会損失の頻度を減らせます。
堅牢で長寿命なPLC"MELSEC"による自動倉庫の管理機能を実現。
概要/特長
■自動倉庫を取り巻く環境
あらゆる生産設備、ビル管理等で多用されて堅牢/長寿命/汎用性に優れており
近年の性能向上 "処理の高速化/情報の大容量化"により管理機能の実現可
■特長
- 長期製品供給サイクルと製造中止後の長期保守サービス
- 既設がC言語ソースの場合、流用可能
- プログラムは長期に渡り継承可能
- ハードウェア障害時はユニット単位で交換可能
- 設備側と同じ "MELSEC"であり、ユニットやツールの取り扱いが同じで復旧作業が容易
- 棚数の目安は、20,000棚程度まで。 (※詳細はご相談ください。)
■これまでの課題
- パソコン本体の保守は最大5年程度
また、専用コントローラはメーカー依存で不透明 - OS等のソフトウェアのバージョンアップ周期も短い
- バージョンアップに伴い、アプリケーションの変更もあり、更新作業が面倒で大変
- パソコン本体の障害発生の可能性が大きい
- また、障害時の復旧作業が複雑で大変(OS,ライブラリ,DB等の再インストールと設定作業)
製品
■システム例
更新対象部分と更新イメージ
- 管理情報(棚、マスター等)をSRAM(※1)上に保持することでハードディスククラッシュなどの障害がなくなり堅牢な管理機能となる。
※1:SRAM:Static Random Access Memoryの略称、揮発性メモリで回転部分がなく半永久的な寿命 - 既設制御盤に格納可能で、従来の管理コンピューター部分の設置場所が不要となり省エネ/省スペースとなる。また、冷却ファンがなく静かな事務所環境となる。
- システム切替は、製品が仕掛かっている状態で既設の情報を抜き出しツール経由でPLCへ転送する。従来通りの新旧切替テスト期間を経た移行が可能。
類似事例:自動車工場PBS <ペイントボデーの入庫とトラッキングと最適ボデーの出庫を制御>
- 問題課題
処理の難易度から工業計算機やUNIXシステムで構築、システム寿命が短い。
工場の "要"のストレージであり、汎用機器で安定稼動・長寿命化としたい。 - システム寿命を10年以上とし、MELSEC(マルチCPU)にて実現。
- 応用事例
24時間365日稼動の搬送/流動制御システム。