TMdrive-30
モータを巧みに制御して、工場の生産性を最大化します。
「モータを動かす」という点から、みなさんの生活を支える幅広い産業の動力を生み出す装置。これがTMEICのモータドライブ装置です。幅広いランナップをほこるTMEICのモータドライブ装置は、高い性能、優れた省エネ効果で知られています。
1250V:1500~4000kVA
概要/特長
コンバータ回路方式 | コモンコンバータ方式IGBT(P)、ダイオード(D)、サイリスタ(T)の3種類 |
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インバータ回路方式 | 3レベルPWM-NPC(*1) |
インバータ回路素子 | IGBT |
冷却方式 | ヒートパイプ風冷 |
出力電圧 | 1.25 kV |
最大容量 | 4000 kVA |
過負荷耐量 | 150%-1分間 |
最高出力周波数 | 120Hz |
速度制御方式 | PLG(*2) / レゾルバ / センサレス |
対象モータ | 誘導モータ、同期モータ |
用途 | 鉄鋼プロセスライン、船舶、鉱山機械など |
特長 | ヒートパイプ冷却によりコンパクト、IGBT / サイリスタの場合回生可 |
回路図 |
*TMdrive-P10e2:IGBTコンバータ
TMdrive-D10e2:ダイオードコンバータ
TMdrive-T10:サイリスタコンバータ
*1 PWM:Pulse Width Modulation
*2 PLG:Pulse generator
製品の特長
■ラインナップ
3レベルPWM方式で、出力電圧・容量範囲は、1250V−1500〜4000kVA
■高性能・高機能
- パワーエレクトロニクス専用の32ビットマイコン(PP7)を採用、高速制御を実現
- 高信頼性IGBTの採用により高性能化
- 高性能ベクトル制御
速度制御 ±0.01% *1
速度制御応答 ωc=60 rad/sec *1
速度制御範囲 0〜100% *1
付帯制御として、自動界磁弱め付き速度制御- ドルーピング付き速度制御
- トルク制御(静止トルク制御も可能)*1
- *1 速度センサ付きの場合
- 豊富な特殊制御を装備
2自由度制御(RMFC)(Referrence Model Following Control)
軸振動制御(SFC)(Simulator Following Control) - 速度センサレスベクトル制御も可能
1台のインバータで複数台モータの駆動も可能
センサの取付が困難な両軸モータ、防爆モータ駆動に最適 - 高速光データ伝送装置(TOSLINE−S20)を標準装備
この他、MELPLAC伝送も可能(オプション)また、オープンフィールドネットワーク Profobus-DP、DeviceNetによる伝送も可能 - コンバータは、コモンコンバータ方式を採用。多数台のインバータの接続が可能
用途に応じて、ダイオードコンバータ、IGBT PWMコンバータ、サイリスタコンバータによる組合せが可能
■省スペース・保守性
- 高圧大容量IGBTによりパワーユニットのコンパクト化を実現
- 沸騰冷却器による風冷冷却
- フロントメンテナンス構造
パワーユニット、コンデンサユニットは引き出し構造 - TMdriveシリーズに共通のメンテナンスツール「Drive Navigator」による調整・監視が可能
- 主制御基板から、バッテリ・電解コンデンサを除去し、長寿命化
- オフセット自動調整機能によりボリュームレス化、基板の交換も容易
- トレースバックデータはフラッシュメモリーに自動保存