用語集

TMEIC製品に関する基礎用語や専門的な用語について解説しています。

あ〜さ行

一次銅損

一次巻線(一般的には回転電機の固定子側に設けられた巻線)には電気抵抗R1オームが有り、電流I1アンペアを流すことによって生じる電気抵抗損失I12R1を言う。損失はワットW、kW 等で表示する。

一括バイパス並列冗長

UPSを並列に接続し、1台が故障しても別のUPSが給電する様に構成した並列冗長で、並列を構成しているUPSをまるごとバイパスする回路を持った構成。

インバータ

直流電力から交流電力を電気的に生成する(逆変換する)電源回路、またはその回路を持つ電力変換装置。コンバータとインバータを組み合わせた装置をインバータとも言う。任意の周波数、電圧を得ることができる。

円筒ころ軸受

円筒ころ軸受は、玉軸受のボールに対して、円柱状のころで構成されています。ころと軌道とが線接触しており、ラジアル負荷耐量が玉軸受より大きく、構造上、高速回転にも適しています。なお、内輪あるいは外輪に案内つばが無い形式の軸受はスラスト荷重を負う事が出来ず、自由側軸受の最も適した型式です。これは軸が熱伸びで冷時より伸びた場合の伸びを一般的には反負荷側軸方向に軸受自体が動くことでその応力を緩和する機能を有しています。

オープンフィールドネットワーク

仕様が公開され、多くのユーザ、メーカが共通に利用することのできる通信方式。

開放屋外形

回転電機の保護、冷却構造を表す。開放形とはモータの開口部から外気を取り込み、内部に設けた冷却ファンによって、コイル及び鉄心を冷却しながら、吸気側開口部とは別の排気側開口部からモータ内部で熱交換した熱で温度が上昇した空気を排出する構造になっています。これに屋外でも(強風雨状態でも)使用出きる上部風道を有しています。上部風道内で外気を3回直角曲がりをさせ、風速3m/sec以下になる部分を設け、雨水やごみ、異物をこの部分で落下させてから機内に外気(冷却風)を導入する構造になっています。また、強風雨に対しては吹き抜け構造部分が設けてあります。

開放防滴形

回転電機の保護、冷却構造を表す。開放形とはモータの開口部から外気を取り込み、内部に設けた冷却ファンによって、コイル及び鉄心を冷却しながら、吸気側開口部とは別の排気側開口部からモータ内部で熱交換した熱で温度が上昇した空気を排出する構造になっています。吸気、排気口には水滴や異物の侵入を防ぐ防滴ルーバーと金網が設けられています。(一般的には屋内設置)

かご形誘導発電機

かご形誘導機に原動機(エンジン、タービン、水車、ウィンドタービン等)をギアなど介して直結し、同期回転数より1%程度早い回転速度で誘導機を回します。誘導機には50Hz,あるいは60Hzの電源を繋ぎ込み、励磁すると誘導機から発電した電気を電源側に送り込むことが出来ます。このような運用をすると誘導機は発電機として機能します。

ガスコンプレッサ駆動

LNGプラントをはじめとするOil&Gasプラントや、パイプラインに使用されている大型ガスコンプレッサの駆動は、近年省エネ、信頼性向上のため電動化への移行が進んでいる。

カレンダ

紙の製造過程において、2~6本の表面をチル鋳鉄化したロールを重ねて加圧し、その間を紙を通して紙の表面を滑らかにする設備。紙の表面の凸凹を潰して、光沢を出す。

簡易保守バイパス回路

独立した盤(キャビネット)ではなく、UPS本体と同じ盤に収納した保守バイパス。給電継続しながら保守できる範囲に一部制約がある。

機械損

機械損は、回転電機において軸と軸受、ブラシと整流子、スリップリングなどの摩擦に起因する摩擦損と、回転部と空気との摩擦に起因する風損とからなり、回転電機の回転速度が一定ならば、負荷電流に無関係にほぼ一定の値となり。この損失はワットW,kW 等で表示する。

吸収ダイナモ

トランスミッション等の駆動系の試験を実施する際に、エンジン(駆動)がわりのダイナモと車輪(負荷)を模擬する為のダイナモを準備します。
このとき、主にエンジン側のダイナモは駆動運転、車両側のダイナモは吸収運転となるため、エンジン側を駆動ダイナモ、車輪側を吸収ダイナモと呼びます。

キルン

主にセメント製造などの窯業に使用される回転式の窯(ロータリーキルン)、原料の投入と処理を随時、かつ連続的に行える利点がある。一般的な窯工業的には1,000℃以上の高温で物質を反応させる際に使用される。

駆動ダイナモ

トランスミッション等の駆動系の試験を実施する際に、エンジン(駆動)がわりのダイナモと車輪(負荷)を模擬する為のダイナモを準備します。
このとき、主にエンジン側のダイナモは駆動運転、車両側のダイナモは吸収運転となるため、エンジン側を駆動ダイナモ、車輪側を吸収ダイナモと呼びます。

グリース潤滑方式転がり軸受

軸受の種類の中で、一般的に用いられるのがグリース潤滑方式転がり軸受(ボールベアリング)です。このうち、深溝玉軸受は最も多方面に使用されており、内輪、外輪とも軌道は円弧状の深い溝になっており、ラジアル荷重、両方向のスラスト荷重又はこれらの組合せである合成荷重を受けることが出来、高速回転にも適しています。この軸受けには開放軸受とグリースを封入したシールド軸受があります。開放玉軸受はグリース交換が可能. シールド玉軸受は外部からの異物に対する軸受の保護とグリース漏れ防止を鋼鈑製シールド板によって行う深溝玉軸受です。

グリース補給インターバル

開放軸受はグリースの補給が不可欠です。インターバルは対象となるモータ毎に使用されるグリースの種類(添加、無添加)、使用温度、環境(雰囲気)などによって異なりますので、モータに付属のグリース、軸受銘板を確認ください。ここに推奨周期、充填重量、グリース銘柄が記載されています。

高炉ブロワ

鉄鉱石から鉄を取り出す工程のことを製銑或いは高炉というが、高炉内に加熱した熱風を大量に送り込む必要があり、そのための送風機である。

コークス設備

製鉄過程においての原料処理設備の一つ。石炭の多くは粉状であり、強度と燃焼エネルギーが不足しているので、コークス炉で蒸し焼きにしてコークスにする設備。

コータ

紙の製造過程において、乾燥された紙の表面を緻密し、インクのにじみ防止や印刷しやすくすることを目的として塗料を塗工する設備。抄紙機途中で塗工するものをオンコートと呼ぶ。

個別バイパス並列冗長

UPSを並列に接続し、1台が故障しても別のUPSが給電する様に構成した並列冗長で、並列を構成している各UPSにバイパス回路を持たせた構成。

コモンコンバータ

複数のインバータ装置に対して1台で直流電力を供給するコンバータ装置。

コンデンサ盤

コンデンサが収納されている自立盤。

コンバータ

交流電力を直流電力に変換する回路(順変換回路)、またはその回路を持つ電力変換装置。

コンプレッサ

圧縮機。気体を圧縮する流体機械のうち、吐き出し圧100kPa以上かつ圧縮比2以上のものをさす。
圧縮比1.1~2程度のものはブロワ、1.1以下のものはファンと呼ぶ。

サイリスタ

ゲート (G) からカソード (K) へゲート電流を流すことにより、アノード (A) とカソード (K) 間を導通させることが出来る3端子の電子素子。

サイレンサー

サイレンサーとは、モータの場合、騒音レベルを低減させる為のカバー、構造物を指します。一般的には通風のための吸気、排気カバーの内側に消音材などを貼り付け、固定したもの、あるいはモータ側面に防音カバーを取り付ける等の構造物です。

軸振動制御(SFC)

モータ、負荷の駆動軸の捻れ振動を抑制して、応答性を高める制御。

シャシダイナモ

完成車両の性能を測定するための装置。 ダイナモとローラーで構成される。ローラーの上に車両の駆動輪を乗せ、車両の駆動力でローラーを回し、車速に応じた走行抵抗をダイナモにて発生させることで路上走行を室内で模擬します。

瞬低補償装置(MPC方式)

数十秒程度の瞬間的な電圧低下、停電から負荷機器を守るための装置。電源を高速で切り離すハイスピードスイッチと短時間補償動作を行う変換器、蓄電池から構成される。

焼結メインブロワ

鉄鉱石の多くは粉鉱のため、そのまま高炉に入れると高炉が目詰まりを起こしてしまう。そのため、還元促進剤の役目を果たす石灰石と共に焼き固める焼結設備があり、その中に送風する設備を焼結メインブロワと呼ぶ。

抄紙機

紙を製造(製紙)する機械。製紙工場において紙を連続的に抄く機械。

シリアルインタフェース

UPSが持っている外部機器とのインタフェースの一つで、データを順次(シリアルに)送信する。

スラスト量

スラストとはモータ軸に外部から加わる荷重で、軸方向に押すあるいは引く、あるいは軸に対して鉛直方向(上下)、あるいは軸に対して水平方向(左右)、またはそれら3方向の合成で外部から加わる荷重で kg, N などの単位で示されます。この値が大きいと特殊軸受を採用することになります。

センタハイト

モータ、発電機(以下、回転電機という)で動力伝達軸(シャフト)が回転電機設置面と平行に在る場合、回転電機の設置脚最下面と軸の中心までの高さのことです。この値は原則は回転電機の規格で定められている。弊社ではセンタハイト(軸高さ)250mm以上の回転電機を設計、製造、販売を行っています。

全含浸絶縁方式

全含浸絶縁というのは、英文では Vacuum Pressure-rise Impregnation 略称VPI絶縁と言います。真空加圧全含浸方式が正式名称。コイル絶縁を行う際に、ドライマイカテープをコイル素線表面に必要回数、巻き、その後、コイルを鉄心に設けたスロットに挿入後、これらを、含浸タンクに入れます。マイカテープ層の間に存在する空気層を真空引きすることにより無くし、その後エポキシレジン等を注入し、鉄心コイル全体にレジンに浸し、圧力を加えることによりマイカテープの層間、マイカテープそのものにレジンを十分、行き渡らせる。減圧して、後、タンクから出して、加熱乾燥を行うことによりコイル絶縁が完成となる絶縁方式。

全閉空気冷却器付形

回転電機の保護、冷却構造を表す。全閉空気冷却器付形とは一般的にはモータの上部の風道内部に空気冷却器を装備しており、この空気冷却器に水を流して、モータ内部の熱を冷却する熱交換構造となっています。モータの内部の冷却は内部空気を内部ファンで機内を循環させ、コイル及び鉄心を冷却しながら、その熱を空気冷却器を通過させ、熱交換を行い、機内空気の冷却を効果的に行う構造です。

全閉外扇形(IC411)

回転電機の保護、冷却構造を表す。全閉外扇形とは一般的にはモータの反負荷側に取り付けられた外扇で外気を取り込み、この外気とフレーム表面に設けた冷却フィンとの間で熱交換し、その熱で温度が上昇した空気を負荷側方向に排出する構造になっています。モータの内部の冷却は内部空気を内部ファン等で機内を循環させ、コイル及び鉄心を冷却しながら、その熱をフレーム側に伝達することで、機内空気の冷却を行う構造です。

全閉外扇形(IC611)

回転電機の保護、冷却構造を表す。全閉外扇形とは一般的にはモータの反負荷側に取り付けられた外扇で外気を回転電機上部の風道パイプに送り込み、内気の熱を外気で冷却する熱交換構造となっています。モータの内部の冷却は内部空気を内部ファンで機内を循環させ、コイル及び鉄心を冷却しながら、その熱を風道に設けた冷却パイプの表面に伝達することで、機内空気の冷却を行う構造です。

た〜は行

ダイオード

整流作用(電流を一定方向にしか流さない作用)を持つ電子素子。交流を直流に変換する整流回路に用いられる。

ダイナモメータ

発電機(ダイナモ)を利用した動力計。車両の動力性能の測定などに用いられる。

タンデム圧延機

熱間圧延設備、冷間圧延設備において、連続式に複数圧延機を直列に構成した設備。特に冷間圧延設備をタンデム冷間圧延機と呼ぶことが多い。

チャンネルベース

機器を載せ固定するための台座で、発電機、配電盤などの各種機器を床又はコンクリート基礎上などに付ける場合に使用する。

直列冗長

常用UPSの電源に予備UPSを接続し、万一常用UPSが故障すると自動的に予備UPSからの給電が始まるように冗長性を持たせた構成。

低速大トルクモータ

具体的な閾値はありませんが、例として、モータの定格回転数が数十から百min-1程度で、発生する定格トルクが100kNm以上であれば、十分、低速大トルクモータといえます。主に鉄鋼圧延機などに用いるモータで、定格回転数50min-1で定格トルクは2,000kNm以上の大トルクを発生するモータも有ります。

鉄損

鉄損は、電機子(一般的には固定子)鉄心内で磁化の方向が交互に変わるために、鉄心部に生じる損失で、ヒステリシス損と、うず電流損とからなり、電圧と周波数(あるいは速度)とが一定に保たれる回転電機ではほぼ一定値となります。この損失はワットW,kW 等で表示する。

同期モータ

交流モータの1種。加えられる交流電流が作る周囲の回転磁界によって回転子が吸引されて追従し回転する。回転子に電磁石を用いたものを電磁石同期モータ、永久磁石を用いたものを永久磁石同期モータ(PMモータ)と呼ぶ。

ドライブ装置

モータを駆動する装置で、交流モータを駆動する交流ドライブ装置、直流モータを駆動する直流ドライブ装置がある。モータの回転数制御、トルク制御、省エネなどの目的で使用される。

トルク制御

モータの回転力(トルク)を調整する制御方式。

二次銅損

二次巻線(一般的には回転電機の回転子側に設けられた巻線)には電気抵抗R2オームが有り、電流I2アンペアを流すことによって生じる電気抵抗損失I22R2を言う。損失はワットW、kW 等で表示する。

二次励磁方式巻線形誘導発電機

構造は巻線形誘導発電機とほぼ同じですが、二次励磁方式とは回転子側に低周波数の3相交流を流し込みます。一般の誘導発電機とは異なり、発電機の回転数はほぼ一定である必要はありません。回転数が同期回転数以下であっても固定子上に50Hz,あるいは60Hzの電気が発生するように回転子表面上にN極、S極を形成し、これが発生周波数に合うように磁極位置がずれていく(回転する)イメージです。これにより同期発電機と同様な原理で発電します。この方式は回転数に大きく左右されず、発電可能ということで、風力発電や水力発電、フライホイール発電等に適用されています。

ノンスパーキング

IEC規格、ATEX欧州規格等で規程された爆発の危険性のある雰囲気で使用される機器についての防爆のグレードで、モータとしては一番軽い規程です。無火花ということで、モータの通常運用中にモータから火花が発生しない構造であること、表面温度が周囲ガスの発火温度未満であることが求められます。IEC規格ではEx-nで表示、分類されます。

パワーエレクトロニクス

「パワーエレクトロニクス」とは「パワー」と「エレクトロニクス」の合成語で、電力、電子、制御の分野が重なり融合した総合的な技術分野を言い、これらのパワーエレクトロニクス技術を駆使した製品か電力系統・産業・家電等の多くの分野で使用されている。

パワーモジュール

製造・試験・保守の利便性を向上させるために部品を機能単位にモージュール化を行った構成の中で、電力変換を行う部分を指す。

パワーユニット

半導体素子、パワーエレクトロニクス専用マイコン、パワーエレクトロニクス実装構造、モータなどのパワーエレクトロニクスコア技術を集結した構成品の単位。 例:IGBTユニット

ヒートパイプ風冷

作動液を真空封入したパイプ(ヒートパイプ)を用いた冷却方式。作動液が発熱部の熱で蒸発(熱を吸収)、風冷している低温部に移動し凝縮(熱を放出)、発熱部に還流するというサイクルで発熱部を冷却する。

漂遊損(ストレイロス)

回転電機の損失のうち、機械損、鉄損、および銅損はいずれも測定あるいは計算によって求められるが、これらの損失の和は実際の全損失よりも小さい。すなわち、測定や計算に因って求められないある種の損失がある。この損失を漂遊負荷損失とよばれ、負荷電流が流れることによって、導体内や鉄心内部に生じる渦電流のために起こるもので、負荷電流の変化によって増減する。

フィンフレームモータ

弊社ではモータフレーム表面に放熱用のフィンを備えたモータをフィンフレームと呼んでいます。全閉外扇形:IC411、IC416等の冷却方式のモータ

風力発電機

風力発電は自然界の風の力を電気エネルギーに変換するものです。風力発電はウィンドタービン、増速ギア、発電機、制御盤などで一般的には構成されます。風力発電機としては同期機、永久磁石同期機、かご形誘導機、二次励磁方式巻線形誘導機などが用いられます。これらはウィンドタービンの回転数、発生すべき電力量、設置環境等によってどのタイプの発電機を採用するか決まります。一般的には原動機メーカーと相談をしながら発電設備として纏め上げて行きます。

負荷の反抗トルク

モータと結合する負荷機には静止摩擦トルク、回転とともに変化する風損、圧損、摩擦損などが存在し、それらの値の合計を反抗トルクと言い、Nm やkgmなどの単位で表示される。

ブラシレス

一般的な同期機においては、回転界磁形と言って、回転子側に直流励磁を与えて極数分のN,S極を形成しますが、この直流界磁電流を回転子側に流すために、スリップリングとブラシが必要となります。このスリップリング、ブラシ部分を回転整流器とACエキサイターに置き換え、ブラシを無くした同期機をブラシレス同期機と言います。

フランジボルトピッチ径

立形モータは基礎部分、ポンプ架台等に固定する場合、モータフレーム下部がフランジ形状になっています。このフランジを架台と固定するために使用するボルト穴が円周上に配置されています。このボルト穴の中心位置から隣のボルト穴の中心位置までの距離を円の半径で示した値を言います。

フリッカ補償装置

工場の負荷設備が原因となり、フリッカや電圧降下を引き起こすことがあります。これらは、同一系統の需要家に電灯のチラツキを始め、工場設備の起動不良、コンピューターのリセットなどの問題を引き起こします。フリッカ補償装置は、高速演算とスイッチングで無効電力を制御し、配電線路への影響を抑える設備。

プロセスライン

工場の生産設備において、生産工程を一連化して一括管理するシステム。

ベアリングブラケット

軸受を保持するための構造物で軸端側から見ると通常円形に近い形状をしています。鋼鈑あるいは鋳物で構成されています。

防滴保護

開放防滴形の解説を参照ください。

防爆

爆発の危険性のある雰囲気で使用される機器については、国際規格IEC、欧州規格ATEX指令、日本国内防爆指針等によって爆発を防ぐ、そのリスクを低減するためのルールが定められており、その規程に合致しない機器はその雰囲気中では使用出来無いことになっています。

ま〜わ行

マイコン

マイクロコントローラ。コンピュータシステムをひとつの集積回路に組み込んだもの。

巻線形誘導発電機

巻線形誘導機に原動機(エンジン、タービン、水車、ウィンドタービン等)をギアなど介して直結し、同期回転数より1%程度早い回転速度で誘導機を回します。誘導機には50Hz,あるいは60Hzの電源を繋ぎ込み、励磁すると誘導機から発電した電気を電源側に送り込むことが出来ます。このような運用をすると誘導機は発電機として機能します。

無停電電源装置

負荷機器の無停電化を行う装置で、交流から直流への変換器、直流から交流への変換器、蓄電池から構成される。通常は交流-直流-交流に電力を変換し、安定化した電源を負荷機器へ供給する。停電が発生すると蓄電池の直流を交流に変換し、負荷機器を停電から保護する。

誘導モータ

交流モータの1種。回転磁界を作る固定子と、それによる誘導電流を流して回転力を得る回転子により構成される。入力される交流電源の種類によって、単相誘導モータと三相誘導モータに大別され、一般的には特別な工夫なしで回転磁界を得ることができる三相交流を用いる。

冷間圧延ライン

鋳造で製造された半製品に力を加えて「鍛える」ことで、所定の形状の製品に加工する作業を圧延と呼ぶ。圧延には大きく分けて、材料が赤くなるほど熱を加え、再結晶温度以上で圧延する熱間圧延(熱延)と、材料を常温のままで、もしくは多少の熱を加えただけで圧延する冷間圧延(冷延)の2種類がある。

ワインダ

紙の製造過程において、抄紙機で巻取した紙を後工程で加工しやすいように裁断する設備。

A〜Z

ATEX

Equipment and Protective Systems intended for use in potentially Explosive Atmospheres  (爆発の可能性がある雰囲気内での使用を目的とした機器および防護システム) で2003年7月1日から、爆発の危険性のある雰囲気で使用される機器について、ATEX指令に準拠することがEU内で義務付けられました。 欧州規格の ATEX で規定された防爆要件を満たしたモータは検定合格の証としてATEX Exの表示をすることが可能で、回転電機でも求められます。

IECEx

爆発の危険性のある雰囲気で使用される機器について、国際規格IECで規定された防爆要件を満たしたモータは検定合格の証としてIEC EXの表示をすることが義務付けされています。回転電機でも求められます。

UPS(無停電電源装置)

負荷機器の停電補償する装置で、交流から直流への変換器、直流から交流への変換器、蓄電池から構成される。通常は交流-直流-交流に電力を変換し、安定化した電源を負荷機器へ供給する。停電が発生すると蓄電池の直流を交流に変換し、負荷機器を停電から保護する。