モータがないと
世界が回らない!?
TMEICの
先進的なモータ
親会社時代を含め合計125年以上に及ぶ開発経験、長年に渡り磨き上げてきた高度な技術力、
豊富な実績や最先端技術との融合を果たすエンジニアリング力があるからこそ
開発することが可能だったTMEICのモータ(電動機)製品。
TMEICの産業向けモータは、誘導・同期といった目的に合わせた分類別、トップランナー、防爆等といった機能別等、
あらゆる用途に対応したラインアップを誇ります。
これらは世界中の様々な分野の製造業に供給され続けており、私たちの社会や生活を支え続けています。
TMEICが誇る
省エネモータ
IE3:トップランナーモータ
トップランナー制度が開始された2015年当時の目標基準値は、当時市販化されていたモータの効率最高値を基準としており、
規格IEC60034の効率クラスでは「IE3」が該当します。この基準に対応したモータがTMEICの「プレミアム効率シリーズ」※6製品です。
当時製品化されていた機器の効率規定最高値になるIE3トップランナー基準(IE3)をクリアしたTMEICの低圧三相かご形誘導モータ。
この技術をベースに開発した「IE3レベルに対応した高圧&防爆モータ」が、
中大容量で初の省エネ大賞(経済産業大臣賞)を受賞して話題にもなりました。
当社従来機の標準モータ(IE1)と比較してロータに発生する損失を約34%も削減。
業界で初めて※7高圧&防爆モータもIE3レベルに対応し、世界最高水準の高効率技術による生産性の大幅な向上だけではなく、
定められた省エネ基準を凌駕した省エネ性能、軽量・低騒音も特長の一つ。
従来のIE1相当のシリーズと脚の取付寸法と軸高さを同一にし、据既設寸法互換性も持たせています。
TM21-FⅡ
低圧三相かご形誘導モータ 詳しくはこちら
IE4:永久磁石を使用せずにIE4効率を達成したスーパープレミアム効率
気候変動や温暖化の対策として、温室効果ガスであるCO2排出量の削減が世界的な課題になっており、
工場消費電力の大部分を占めるモータには、更なる省エネとCO2削減が求められています。
日本国内では2021年時点でIE4スーパープレミアム高効率モータの法整備化はまだ進んでいませんが、
脱炭素社会に貢献する性能や法制化が予定されている地域、更なる省エネ性能を求めるお客様向けに
TMEICはいち早くIE4クラスの開発に取り組み、既に製品化をしています。
TMEICが新たに開発したスーパープレミアム効率モータは永久磁石を使用せずにIE4効率を達成し、
更なる省エネ性能と損失低減率の向上を実現しています。
モータ各部に発生する損失を低減させる技術開発を積み重ね、当社従来機の標準モータと比較して発生する損失を最大50%削減することに成功。
高価な永久磁石も使用していない為、コストにも優れ、世界最高水準の省エネを実現した次世代の誘導モータです。
- 鉄 損
- 固定子鉄心(ステータコア)と回転子鉄心(ローターコア)
(鉄心材の高グレード化、磁束密度の低減) - 機械損
- 冷却ファン
(ファン形状の最適化、ファンの小形化) - 一次銅損
- 固定子巻線(ステータコイル)
(スロット形状の拡大、巻線抵抗の低減) - 二次銅損
- 回転子バー(ロータバー)
(スロット形状の拡大、導体抵抗の低減) - 漂遊負荷損
- スロット形状の最適化、高調波損の低減
TMEICのスーパープレミアム効率モータは、CO2の削減効果だけではなく優れた省エネ性能による経済効果や、
コンパクト化による据付工事費の削減、据付寸法の互換性も保ち、商用電源での運転も可能になっていますので利用シーンを選びません。
IE4モータは優れた省エネ性能によりCO2削減をもたらし脱炭素社会に貢献するモータです。
TM21-FP IE4効率シリーズ永久磁石三相同期モータ 詳しくはこちら
IE5:最先端のリラクタンスモータ
高効率、高トルクを両立しながらIE5効率レベルを実現。ロータに回転子銅損がない為、
従来機と比べ、二次銅損の発生を大幅に抑制することが可能に。
- 一次銅損
- ステータコイルに発生する抵抗損
- 二次銅損
- 回転子バーに発生する抵抗損
- 鉄 損
- ステータ鉄心に発生する損失
- 機械損
- 軸受、ファン、ロータに発生する摩擦損
- 漂遊負荷損
- 高調波による鉄損、渦電流損など
また、ロータが鉄心のみで構成されている為、メンテナンスも容易です。永久磁石も使用しない為、
より優れた省エネ性能を実現しながらもコストパフォーマンスに優れたモータ製品です。
リラクタンスモータ 詳しくはこちら
- ※6 IEC60034で定められた効率コードの略称「Premium Efficiency」から抜粋
- ※7 2017年2月1日現在、当社調べ。75~375kWのモータにおいて