エネルギー新時代 蓄える電気
エネルギーと社会をつなぐ蓄電システム
電気は私達の生活には欠かせない重要なインフラです。
現在、電力の需要と供給のバランスをとる方法の一つとして、蓄電システムが注目されています。
カーボンニュートラル実現に向けた蓄電システムの活用
カーボンニュートラル実現に向けて、地球温暖化の主な原因であるCO2を排出しない再生可能エネルギーの活用が世界で進められており、
2012年から2020年にかけて再生可能エネルギーによる発電量は世界全体では約3倍に、日本で3.9倍に増加しています。※1
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーは発電量が天候に左右されるため、電力系統への電力供給量も変動します。
再生可能エネルギーの導入量が少ない場合は、その変動性が電力系統の需給バランスに与える影響は問題になりませんが、
導入が進むにつれて影響が無視できなくなり、電力供給量が急変したときに需給バランスが崩れ、停電を引き起こす原因となります。
蓄電システムは、再生可能エネルギーの発電電力が余剰なときに電力を蓄え、
少ないときに電力を供給することにより、電力系統の需給バランスを安定化させることができます。
そのため、カーボンニュートラル実現に向けて、再生可能エネルギーの割合を高めるために世界中で蓄電システムの活用が広がってます。
蓄電システム向け二次電池の世界市場
- ※1 出典:再生可能エネルギーの長期電源化及び 地域共生に向けて(資源エネルギー庁)
- ※2 蓄電システム(Energy Storage System)
- ※3 出典:エネルギー・大型二次電池・材料の将来展望2023(株式会社 富士経済)