
バーチャル工場見学へようこそ!
産業用モータは、工場やプラントに欠かすことのできない原動力です。
さらに、用途によって、サイズ・形状・機能などが異なり、多種多様な種類があります。
ティーマイクは高度な技術力と長年に渡り培ってきた知見をいかし、世界中の様々な産業分野のニーズに応えてきました。
国内外の産業を支えるダイナミックなモータの数々を産み出している、ティーマイクの工場をご案内します!

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1設計
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2軸加工
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3プレス
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4回転子 鉄心積み
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5嵌合(かんごう)
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6導体埋込
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7バランシングマシン
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8固定子 鉄心積み
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9コイルショップ
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10コイル埋込
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11含浸(がんしん)タンク
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12組立
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13試験・検査・出荷
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世の中の機械で、モータ以外の動力で動くものはとても少なく、ほとんどのものはモータで動いています。
モータは、軸に巻いたコイル(回転子)とそれを覆う筒の内側に設置したコイル(固定子)の間に生じる磁場の力を使って回転します。
子供の頃見たことのある小さなモータと基本的な構造は同じですが、より大きな力で回る産業用モータはならではの特別な構造もあります。
TMEIC(ティーマイク)は国内外3つの拠点でモータを製造していますが、その代表的な製造工程をご案内します。
いってらっしゃい。ご安全に!


営業が収集したお客さまの求める用途・仕様に合わせ、多種多様なサイズ・形状・機能のなかから、ニーズに応えられるモータを設計します。
中形モータ


大形モータ




モータの中心にある軸(シャフト)を削り出す工程です。外径、溝や穴を自動機械で加工します。
中形モータ


大形モータ




TMEICのモータは、1mm未満の薄い金属板(鉄心抜板)を積み重ねてできています。これは、エネルギーを逃がさず最大限効率的に活用するための構造です。この工程では、四角い金属板をモータの形状に沿って打ち抜き、さらに誤差1/100mm台の高い精度で穴や溝を打ち抜きます。これによって積み重ねたときにぴったりと穴や溝が揃った鉄心を作ることができます。
中形モータ


大形モータ




回転子とは、その名の通りモータ内部で回転する部分を指します。プレス工程で打ち抜いた穴や溝をぴったり合わせ、1500枚前後の板を積み上げてひとつの塊にします。
中形モータ


大形モータ




回転子に加工した軸を挿入します。
中形モータ


大形モータ




回転子の溝に銅製のバーを挿入し、両端を銀ろう付けで銅製のリングと繋げる方法と、高温で溶かしたアルミを回転子の溝に流し込む方法の2種類があります。
中形モータ


大形モータ




回転子の偏りを補正し、故障や不具合の原因となる運転時の振動を防止します。
中形モータ


大形モータ




コイルを埋め込み、回転子との間で磁界を発生させるのが固定子です。固定子もロボットまたは手作業で回転子と同じく1mm未満の薄い金属板を積み上げ、形成します。
中形モータ


大形モータ




コイルは1本1本ロボットにより楕円形に成形された後、絶縁テープが巻かれます。理科の実験で作ったモータのコイルの姿とは異なり、驚く方も少なくないのではないでしょうか?
中形モータ


大形モータ




亀甲形コイルを手作業で固定子に埋め込みます。絶縁テープが剥がれてしまわないよう、熟練の技能者による丁寧な作業が必要です。
中形モータ


大形モータ




タンクの中に固定子を入れ、レジン溶液に半日以上漬け込みます。タンク内を真空状態にすることで、固定子に埋め込んだコイルの細かい隙間までレジン溶液が浸み込み、完全な含浸処理が可能となります。
中形モータ


大形モータ




別工程で製作された固定子と回転子を組み合わせます。クレーンで吊り上げた回転子を横から固定子に挿入したり、固定子を機材で縦からフレームへ挿入したりする等、機種により形態は異なりますが、完成形に近づくダイナミックな作業がご覧いただけます。
中形モータ


大形モータ




出荷前の試験は欠かすことの出来ない大切な工程です。電気特性や温度、振動や騒音などの機械的性能の確認を行った後、塗装の仕上がりやサイズの検査を経て、TMEICのモータはお客様の元に届けられます。
中形モータ


大形モータ



