新しい電気のカタチを支えるハナシ

蓄電システム

蓄電システムとは

蓄電システムとは、「電気を蓄える」機能と「蓄えた電気を必要なときに供給する」機能を
必要に応じて切り替えることでエネルギーをマネージメントし、様々な課題を解決するためのシステムです。
蓄電システムの具体的な活用例を以下で紹介します。

再生可能エネルギーとの併用

蓄電システムの代表的な活用例は、太陽光発電や風力発電をはじめとする、再生可能エネルギーでの発電と併用し、安定供給する方法です。
再生可能エネルギーは天候などによって発電電力が変動する特徴があります。
そこで、発電電力が多いときに蓄電池に蓄え、少ないときに蓄電池の電気を利用することで、
天候の変化に影響されない電力供給を実現します。

蓄電システムの活用例

系統用蓄電システム

蓄電システムは、再生可能エネルギー発電と併設されるだけではなく、単独で電力系統に直接接続し、
電力系統の需要と供給のアンバランスを解消(需給調整)する用途でも活用されます。

系統用蓄電システム

工場・事業所などでの電力ピークカット

ピークカットとは、 電力購入量を平準化することです。
一般送配電事業者との契約は電力使用量の最大値によって決定するため、 最大使用量を下げることで、 契約料金を低減することが可能です。
蓄電システムを活用すれば、 電力使用量が少ない時間に蓄電池に電気を蓄え、 電力使用量が多いときに蓄えた電気を使用することにより、
ピークカットが可能となります。

ピークカットとは

ピークカット・ピークシフトとは

BCP対策

災害などの緊急時に電力系統から電力供給が途絶えた場合、 平時に蓄電システムで蓄えた電気を使い事業を継続することができます。
また、再生可能エネルギー (太陽光発電など) を併用していると、更に長時間の BCP対策が可能となります。

BCP対策

  • ※BCPとは、Business Continuity Planの略。企業が自然災害、大火災、感染症拡大などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと。