力学的に電気を蓄える
重力蓄電システム

TMEICの重力蓄電技術

TMEICは、長年にわたり培ってきた
高効率回転機とその制御技術、
電力変換技術により、
さらに高効率の
重力蓄電システムの構築と
それを利用した電力安定化システムの
供給を目指しています。

重力蓄電システムは、
モータ&パワーエレクトロニクス技術を
活用します。
充電時は、電力により回転機をモータと
して運転し、重量物を上部に持ち上げる
ことで、位置エネルギーとして
電力を蓄えます。
放電時は、重量物を下ろす際に
回転機を発電機として運転し、
位置エネルギーを電力に変換して
発電します。

TMEICでは、山間部において
100m以上の高低差がある場所へ
重力蓄電システムを設置し、
実証試験を行う予定です。

重力蓄電システム 例 重力蓄電システム 例

重量物の上下動には、クレーンや
ゴンドラリフト、インクライン
(ケーブルカー)※2といった
さまざまな
方式の搬送技術の利用が考えられます。
設置場所の地形に応じた設備を
設置できることも重力蓄電システムの
特徴です。
※2 インクラインは主に物の輸送用、
ケーブルカーは主に人の輸送用で使われる、
ケーブルがつながった車両を動かす鋼索鉄道の一種

TMEICは、国内においては
国土の大部分を占める山間部に
適用可能な
インクライン方式の
採用を検討しています。
2022年から技術検証を開始し、

2030年には商用レベルとして
数10MW超のシステム稼働を
目標にしています。