力学的に電気を蓄える
重力蓄電システム

TMEICの重力蓄電技術

TMEICは長年培ってきた高効率回転機やその制御技術、さらには電力変換技術を有しており、
より高効率な重力蓄電システムの構築とそれを利用した電力安定化システムの供給を目指しています。

重力蓄電システムの充放電においては、モータ&ドライブ技術を活用し、
充電時は余剰電力を活用して回転機を回し、重量物を上部に持ち上げます。
また、放電時は重量物が下降する速度を制御し、必要な発電量を供給することが可能です。

TMEICでは、山間部に100~300m程度の高低差をもつ重力蓄電システムを設置し、実証検討を行う予定です。

重力蓄電システム 例 重力蓄電システム 例

実証検討予定の重力蓄電システムは、垂直方向に重量物を上下させる方式だけではありません。
スキー場にあるゴンドラリフトのように、重量物を斜面に沿って上下させる方式もあり、
国内の山間部に多くある斜面にも設置可能です。
このように設置場所の地形を活かし、その場所に応じた設置ができることもTMEICの重力蓄電システムの特徴です。

2024年初頭の段階では1MW/数MWhのシステム開発を進めており、
2027年には商用レベルとして数10MW超のシステムの稼働を目標にしています。