出力世界トップクラスの
移動型ガスタービン発電

求められているものは
発電効率だけでは
ありません

環境負荷を低減する為に、世界中で再生可能エネルギーの普及が加速する一方、
気象条件の影響を受けやすい不安定な再生可能エネルギーによる電力供給※を補うため、
火力発電の需要拡大が予測されており、高効率で、信頼性が高く汎用的な発電機の開発が求められています。

TMEICは高効率・高信頼性・小型軽量な発電機として、
高出力の移動型ガスタービン発電機を新たに開発。
今後、変化が予測される様々な用途にも即座に対応できるフレキシブル設計を
予め組み入れた意欲的なガスタービン発電機です。

〈 ガスタービン発電機の主な特長 〉
  • ● 短時間で起動して運転することが可能な為、
    緊急時の発電手段として最適
  • ● 小型(省スペース化)でありながら高出力が得られる
  • ● 大気汚染の要因ともされる窒素酸化物等の有害物質を
    抑制しやすい(ディーゼルエンジン発電と比較して)

ガスタービン発電機は上記のような性質から、これまで様々な産業プラントや、
電力事業用の常用・非常用発電機として幅広く使用されてきました。
日本の電力を支える火力発電において欠かせない発電機でもあります。

ガスタービン発電機の仕組み・構造

ガスタービン発電機の仕組み・構造

ガスタービン発電機の仕組み・構造

災害発生時の応急送電用として活躍することはもちろん、商用電源との無停電切替システムとして
運用することや、再生可能エネルギーの発電量安定化を図る為の供給調整、必要な場所へ迅速に赴き、
容易に電源供給を可能とするなど、MVAクラスの移動型ガスタービン発電機は様々な用途で活躍することが可能です。

ガスタービンなどの内燃機関を利用した発電機は、電気を発電するだけではなく、
発電時に発生する排熱を冷暖房などの設備運用にも利用し
総合エネルギー効率を高めるコージェネレーションの役割を担うことや、
IPP事業用発電として分散型電源に幅広く対応することなど、求められるニーズは益々多様化してきています。

※再生可能エネルギー特有の課題

再生可能エネルギーの発電量は自然環境の影響を強く受ける為、安定した供給は難しいとされています。
再生可能エネルギーの発電量が天候などの要因により減少し、
供給量が不足して需給バランスが崩れてしまうと停電につながってしまいます。

この不安定な状況を安定化する手段として、火力発電の調整力が注目されています。
火力発電はその仕組みから燃料量を調整することで発電量を自在にコントロールできる特長があります。
再生可能エネルギーによる発電量が変動した分、火力発電による出力を増減させることで
需給バランスの安定化を図ることが可能です。

エネルギー投資の流れが化石燃料から再生可能エネルギーに移行する一方、
火力発電の需要が益々増えるものとされています。