世界トップクラスの高収納出力モータ

世界トップクラスの
高収納出力モータ

TMEICの
フィンフレームモータ

コスト低減、省スペース化ニーズやグローバルな競争強化のために、
TMEICが長年、モータ開発で培ってきた経験を
惜しむことなく注ぎ込んだのが、TM21-HFシリーズ。
世界トップクラス※の収納出力を実現したフィンフレームモータです。
※2018年3月当社調べ

フレーム構造・冷却構造
の最適化

損失低減と冷却表面積増加

発生損失を低減するため、鉄心外径、鉄心長を拡大した新フレーム設計を採用。
鉄心外径を拡大するとフレーム下部の冷却が難しくなるが、冷却フィンの配置を工夫することにより冷却性能を改善。
また、内部、外部ファンを高性能化するとともに内気通風路を最適化(最小化)し、
その分を外部の冷却フィンとして冷却表面積を増やすことで
ロータ温度を上げることなくコイル温度を低減しました。

通風路および外部フィンの最適化検討 通風路および外部フィンの最適化検討

発生損失を約20%低減しつつ、内気通風路の最適化(最小化)と
フィン増加により、冷却表面積を約35%増加。

内部通風・冷却改善

内部ファンの構造及び内部フィンの最適な組み合わせにより
内気からフレームへの熱伝達性能を向上させ、放熱量を増加させました。

内部フィンの最適化検討(熱流体解析結果) 内部フィンの最適化検討(熱流体解析結果)

外部通風・冷却改善

熱通風解析を用い、外部冷却風流れの最適なフレーム構造に改良しました。
(冷却風の通風阻害となる外部ファンカバー取付座や支え座の配置変更etc)
また、外部ファンの高性能化により、冷却効率を下げることなく騒音低減を実現しました。

フレームの外部冷却風の流れを改善 フレームの外部冷却風の流れを改善

通風阻害となっていた構造を変更 通風阻害となっていた構造を変更

通風を阻害する構造を徹底的に排除し、冷却を改善。

検証試験結果

試作機の温度上昇試験により、目標出力におけるコイル温度は規定値内となり各部の温度差は従来機よりも
小さくなっていることが確認され、最適なロス分布と冷却構造となっていることを立証しています。

コイル温度周方向分布(実測値)

同一枠番で40%の収納出力の拡大を達成。
  • 中大容量モータ