進化を極めるMVインバータ
モータドライブ装置の未来
TMEICでは、長年培った省エネ技術の結晶とも呼べる無効電力制御・回生機能・回転数制御・
力率改善・高効率設計・専用CPUチップ開発技術をMVインバータへ惜しみなく注ぎ込むだけで
はなく、高い安定稼動、制御性能、高調波対策、励磁突入電流低減、省スペース設計、保
守メンテナンス低減といった高付加価値も同時に供えることで市場をリードしてきました。
モータドライブ装置の導入は工場の生産効率を単に上げるだけでなく、消費電力の削減にもつがなり、
今後、様々な分野での普及も期待されています。
また、IoTやスマートファクトリーに代表される次世代の製造システムにおいても、
モータドライブ装置に期待されることは少なくありません。
例えば、生産設備を遠隔制御するケースでは、モータの回転数を自在に変え、
機器やシステムを必要以上に運転させないことで、
モータ消費電力を減らし、省エネ効果を生むことが遠隔地からリアルタイムで制御することが可能となります。
従来、電圧・電流情報が主だったものが、
近年は温度、電力量、予兆制御といったデータまで抽出や解析ができるようになり、
益々、IoT活用が容易になっています。
IoT活用システムのイメージ
一方、TMEICではパワーエレクトロニクス分野のグローバルNo.1を目標とし、
産業分野でのエネルギー利用効率化、再生可能エネルギーの発電と安定化、
情報社会を支える高信頼性電源、電力・交通などの社会インフラなどのあらゆる分野で、
最先端のパワーエレクトロニクス機器やトータルソリューションで貢献することを目指した
「Power Electronics in Everything(PEiE)」を掲げています。
TMEICでは、更なるMVシリーズの高性能を追求した次世代の
MVインバータ開発を見据え、さらなる生産性と省エネを追求した
モータドライブ装置の研究開発を進めながら、
パワーエレクトロニクスの更なる進化をリードしていきます。