進化を極めるMVインバータ
TMEICの
MVインバータ技術
MVインバータは主に電力会社、水処理施設、工場内の動力用ファン、ポンプなどに
用いられる高圧モータを自在に可変速するモータドライブ装置です。
従来、難しいとされていた直接高圧インバータの力率1制御(力率改善)、回生機能を
同時に備えたTMEICのMVe2インバータは、工場における優れた生産性と、
エネルギーコスト・CO2の削減が可能となる画期的な装置として誕生しました。
MVe2インバータの
二大特長
力率1制御(力率改善)
PWMコンバータの採用で電源高調波を大幅低減し、力率が100%に。
力率の改善によって電気料金も優遇され、電力会社との契約基本料金を削減することが可能です。
PWMコンバータが、インバータのモータ運転とは独立して
装置容量の範囲内で進み・遅れ無効電力を発生させることができます。
その為、連続的な力率制御が可能となる為、モータの速度に関係なく力率を安定させることが可能となっています。
<TMdrive-MVe2の電源側力率曲線>※当社工場での標準4極機の実負荷試験結果例
回生機能
電源回生機能により、大きな慣性負荷を短時間で停止することが可能です。
減速時は回転エネルギーを電源に戻した運転の為、電気代が低減できます。
電源回生機能
徹底した省コスト
設計思想
無効電力制御による省コスト
進み/遅れの無効電力を制御することで、モータ運転しながらインバータを利用して
系統の無効電力を最小に抑えることが可能に
(最大でインバータ容量70%の無効電力補償が可能)。
回転数制御による省コスト
回転数制御による省エネ・CO2排出削減量
保守メンテナンスの低減
直流平滑用にフィルムコンデンサを採用することで、メンテナンス時の交換が不要となり、
ライフサイクルコストを大幅に削減することが可能。
長寿命天井ファンの採用でメンテナンスコストを大幅低減(従来機種:寿命3年 ⇒ MVe2:寿命7年)。
高調波対策設計
直列多段インバータの採用により、ほぼ正弦波の高電圧を直接出力することが可能です。
その為、高圧モータの直接駆動が容易となり、また、MVe2ではPWMコンバータ採用により
ダイオードコンバータと比較して高調波が一段と少なくなります。
また、マルチレベルPWM制御方式により正弦波に近い電圧の出力が可能となっています。
独自のスイッチングシフト制御により出力フィルタを必要とせず、モータへのサージ対策も不要です。
主回路構成図
様々な容量別の
シリーズ展開
小容量向けのMVe2、大容量向けのMVG2。
各利用用途に最適なラインアップを豊富に用意しております。