移動型ガスタービン発電設備（Mobile pack GT）

移動型ガスタービン発電設備（Mobile pack GT）

Mobile pack GT (FT-8) 用2P-TG

軽量・コンパクト化

移動型ガスタービン発電設備はトレーラに搭載する仕様上、厳しい質量・寸法制限をクリアすることが求められます。
軸方向長さを限界まで縮め、給気ゾーンを確保したり、コア長を短くするなど、
可能な限り収納出力を高めた設計が重要となります。

TMEICは業界トップクラスの軽量・コンパクト設計技術のノウハウを有しており、
様々な諸条件に対し最適に設計することが可能です。
軽量・コンパクト化は輸送コストを最小限に止めるなど、メリットも少なくありません。

構造・冷却構造の最適化

全体構造断面

風量条件に沿った強度、剛性（固有振動数）、特性のファンを新たに設計。

専用ファン

ファン強度解析、特性試験

標準の発電機では、励磁機は本体からダクト経由で風を引き込んで冷却する構造ですが、
移動型では十分なスペースを確保できない為、本体から風を引き込まない自己冷却方式を採用。
また、励磁機の内部スペースがせまく、ファンを設置することができない為、
整流器ホイール自身にフィンを設置。これにより、十分な冷却性能を実現しました。

整流器ホイール

整流器ホイール流速分布（CFD解析）

防振ゴム上での振動特性を解析し、最適な構造設計を施すことで低騒音・低振動を実現しています。

防振ゴム適用時の軸受ブラケット応答解析

様々な材質特性を熟知した経験豊富なエンジニアがバランシングを行い、
定格速度まで昇速が可能な調整を実施しています。

防振ゴム適用時の振動

発電機主仕様

50／60Hz共用の開放形設計。低振動対策として防振ゴム上への据付。
ブラシレス発電機のため、メンテナンスも容易な設計です。