社員紹介：（経理部）
Meet Our People

産業を上流から支えるBtoBメーカーで
原価管理に携わりたい

伝票をもとに、会社の日々のお金の流れや取引の流れを記録します。会計基準などで定められたルールに従い適切な会計処理を実施するほか、
月次や年次の決算業務なども行います。

就職活動の際は、産業を上流から支えられるようなBtoBメーカーで働きたいと考えていました。
また、大学時代は過去の数値データをもとに北米市場における電気自動車の普及状況の未来を予測する研究をしていたこともあり、
管理会計や原価計算といった数字を扱うことにも関心が高く、数字やデータを扱う経理での就職を希望していました。

さらに研究を進める上で、電気自動車産業の普及は環境に配慮した新エネルギーの技術発展に左右されるものと感じ、
再生可能エネルギー活用やカーボンニュートラルの実現に貢献する製品・技術を保有しているTMEICに関心を持ちました。

面接時に、面接官の方が卒業研究のことを深掘りし、今まで学んできたことに興味を持ってくれたことが印象深いです。
入社後の配属面談でも、経理に携わりたいと希望を伝え、希望通りに原価管理を扱う工場経理に配属が決定。
まさに入社前からやりたいと考えていた仕事とマッチした環境で、社会人生活のスタートを切ることができました。

机上の勉強では得られない面白さ

現在は、府中事業所にある4つの製品部のうち、2つの部署の経理を担当しています。
私の担当している部署が主に扱う製品は、太陽光や交通関係の受変電装置です。

経理担当には日々、製品を作る部品購入のために発生した請求書と伝票が上がってきます。
システム上に打ち込まれた金額や勘定科目、支払い先に誤りがないかを照査し、
承認を行っています。他にも、毎月の勘定を締めて1ヶ月間に動いた原価など数字をまとめ、製品部や本社に提出する資料の作成や予算策定、
半期に1回行われる在庫棚卸など製品部全体の業務を多岐に渡って担います。

大学時代に得た簿記や会計知識から、基本的なお金の流れは理解していたものの、実務はその知識だけでは決して賄えないことを、
あらゆる場面で感じます。
例えば、伝票照査では様々な部品や原材料の請求書が上がってきますが、値段の妥当性を確認するためには、製品知識を習得する必要があります。
また、簿記であれば机上で問題の答えを導けますが、実務で勘定が合わない時やエラーが発生した場合、
ただ机に向かっているだけでは原因を特定できません。
先輩に過去事例を聞き、システムのエラー状況を確認することで、何が原因なのかを自ら調査します。

原因の特定を見極めることが難しい場面も多いのですが、分からないことに直面するたびに学習意欲をかき立てられます。ものづくりの現場を見ながら、
何がどう数字に繋がっているか分かった瞬間は、机上の勉強だけでは得られない面白さを感じます。

生産現場に足を運びお金の流れを把握する

経理は日々黙々と仕事をしているイメージを持たれるかもしれませんが、実際は他部署とコミュニケーションを取る機会が多い職種です。

書類上の数字を見て理解が難しい場合は、生産現場に足を運び、現場の社員に状況を確認するようにしています。
現場を知ることで、製品の生産工程に至るまでの進捗状況を把握でき、それがお金の動きにどう結びついているかが分かるからです。
経理担当の先輩も、他部署と積極的にコミュニケーションを取っている人ばかりで、周囲から信頼されている先輩方を見ていると、
経理に必要な素質は数字や会計に向き合うだけではないことを感じます。私も先輩にならって、周りと積極的に言葉を交わすようにしています。

これからも、実務を通して足りない知識を日々吸収していき、将来的には生産現場や企画部門に
経理目線の傾向と対策を踏まえたアドバイスができるようになりたいです。
そしてゆくゆくは全社経営にも携わり、TMEIC全体を数字の視点で支えていけるような存在になることが目標です。