パワーコンディショナの開発を通じ
再生可能エネルギー普及に貢献
パワーエレクトロニクスシステム事業部
環境・エネルギーパワーエレクトロニクスシステム部
2010年入社(中途入社)
社員紹介:
(パワーエレクトロニクスシステム事業部)
Meet Our People
の仕事
仕様情報を元に、お客さまに納品する製品・システムの詳細仕様を
作成し、求められる安全性・規格・品質条件等を満たした
製品・システムの設計をしていきます。


巨大な装置が設計通り動く瞬間に感極まる
海外向けの太陽光発電・蓄電システム用のパワーコンディショナの開発を担当しています。
製品を海外で販売するためには、各国の規格認証を取得しなければなりません。
私は主に、製品が規格に準拠しているかの確認と、規格認証を取得するための試験立案や実施に携わっています。
具体的には、北米向けのUL規格やヨーロッパ、アジア向けのIEC規格を担当しており、規格に従った制御機能試験、破壊試験、散水試験や、
マイナス30度の環境下にも耐えられるような試験等も実施しています。
前職でもアメリカのメーカーで電力変換技術を扱っており、パソコンの中等に組み込む小容量のオンボード電源を扱っていました。
これまで培ったキャリアを強みに、電力変換の分野で再生可能エネルギーの普及に貢献したいと考えていたところ、
TMEICならその望みが叶えられると感じ、入社を決めました。
パソコンと比較して数千倍の容量のメガワット級のパワーコンディショナに組み込まれた1つ1つのパーツの大きさと、
そしてそれが設計した意図通りに動く迫力には圧倒されます。もともと博物館で発電機など大きなものの展示を見ることが好きで、
大学時代は社会インフラやエネルギー問題にアプローチできる仕事に携わりたいと思っていたため、
まさに理想に近い仕事を担えていることを実感しています。
北米市場進出の最初の一歩を担う
2011年に、TMEICの製品を初めて北米市場に納入した経験は今でも鮮明に覚えています。
当時の日本国内では、TMEICの技術力や製品の質の高さは信頼されていたものの、
北米のお客さまにとって新規参入者のTMEICの知名度は低く、日本での実績を示すだけでは納得いただけませんでした。
国際規格に準じた温度・湿度サイクル試験や耐久性試験など、それまでに実施したことのなかった数か月単位の信頼性試験を実施し、
その結果をさらに設計にフィードバックさせるプロセスを見せることで、北米市場のお客さまにTMEICの設計思想と品質の高さを証明し、
ご理解いただくことができました。
また、北米の第三者認証機関と規格の内容について議論しながら規格認証試験を1つ1つ実施した結果、認証書が発行され、
ようやく製品を納められた達成感はひとしおでした。
今でこそ、海外市場へTMEICの製品納入は盛んに行われていますが、北米市場を開拓する最初の一歩を担えたことは、忘れられない貴重な経験です。
家庭と両立するためフレキシブルに働く
2年前からIECの国際会議に参加し、新しい規格の提案や草案作りにも関わっています。
国際的な規格立案に携わることで、TMEICの技術力や存在感をさらに世界に拡げていきます。
国際規格立案などの新たな業務に積極的にチャレンジできるのはもちろん、TMEICには家庭と仕事をきちんと両立できる環境があると感じます。
私は現在、子どもを育てながら働いており、在宅勤務で子どもの世話と並行しながら業務を進め、
フレックス制度を活用しながら柔軟に仕事ができています。
周りの上司や先輩も、子育て中の方が多く、家庭との両立の大変さに共感してくれたり、
働き方や仕事の進め方を相談すると同じ立場で考えてくれたりするのは心強さを感じます。
周りがサポートしてくれる今の環境は「仕事をきちんとこなす」といった信頼関係があるからこそ。
上司や先輩からの信頼に応えるためにも、これからも家庭との両立を大切にしながら業務に邁進し続けていきたいという思いです。

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一日の仕事の流れ
- 8:30出社、TMEICアメリカ法人との電話会議
- 9:30メール確認・返信
- 10:30アメリカ法人からの問い合わせの課内展開
- 12:00昼食
- 13:00認証試験レポート作成
- 15:00課内会議
- 17:30退勤
- 20:00部分在宅勤務で電話会議
TMEICでのキャリアパス
- 1年目海外向けの太陽光発電用、
蓄電システム用の
パワーコンディショナを担当 - 2年目アメリカ市場に初めて
パワーコンディショナを納入 - 10年目IECの国際会議にて規格提案や
草案作りに携わる
TMEICで“はたらく”こととは?
