社員紹介：
（産業・エネルギーシステム第二事業部）
Meet Our People

社内外の人々と連携して機器更新を担当

私の所属する部署は、TMEICで製造している製品全般を扱っています。
PLCと呼ばれる製造業設備のリアルタイム制御を実現する産業用コンピュータやモータ＆ドライブ装置をはじめ、
UPSといった停電から設備を守る電気装置まで様々です。

主に、お客様のプラントで設置されている機器を更新するために見積書の発行から機器更新を完了するまでの一連の流れを担っています。
見積の段階では、お客様の要望と既設品の使用状況、ライフサイクル、健全性等を把握しつつ更新内容の提案をします。
受注後、お客様との打合せを通じてニーズをヒアリングし、製品仕様を他部門と相談しながらものづくりを行います。
機器の更新に伴い、変圧器や給油装置などの周辺機器も外部メーカから購入し、お客様へ提供するほか、現地調査や更新工事、
調整時の立会いや周辺機器の手配先メーカと機器の仕様を記載した図面を共有することもあり、多くの人と協働し作業を進めていく必要があります。

研修と実務経験で理解を深める

私は、技術職の中でも特にお客様と直接関わる部署で仕事がしたいと思っており、大学時代の専攻と直接的な関わりは少ないですが、
技術営業という職種を選びました。
多くのお客様とコミュニケーションを重ね、実務の中で視野や知見を広げたいと考えたからです。

入社するまでは、モータの仕組みや機械図面の読み方に触れたことはありませんでした。しかし、入社後の全体研修や部署所属後の技術研修、
加えて1年目の夏から先輩に同行し実地での業務を経験できたことで、少しずつ仕事の理解を深めることができました。
また、私の所属する部署では2ヶ月に1回ほど勉強会も行われており、具体的な制御技術の仕組みや電気系統の知識を学んでいます。
研修や勉強会で学べる知識や理論と、実務経験を照らし合わせることで理解も一段と深まり、日々成長を実感しています。

入社2年目に、形鋼圧延設備のモータ・ドライブの更新に初めて主担当として関わりました。
社内の設計担当や調整員、社外の多数のメーカーと連携しながら、更新機器の調査から立ち上げまで1年ほどかけて、
更新に関する一連の工程に携わりました。分からないことも多々ありましたが、その都度現場で図面の読み方や、
各機器の入出力する信号の意味などを積極的に聞き、知識として身につけていきました。
課内外問わず情報を丁寧に教えてくれた先輩方の支えもあって、無事に更新作業を完了することができました。
一新された機器で金属が加工されている様子を見た瞬間は感極まりました。

専攻問わず活躍できるフィールドが拡がる

TMEICには東芝と三菱電機から受け継いだ技術力があり、1980年代、90年代のものづくりを支えてきた先輩方がたくさんいます。
先輩の姿を見て学ぶことは非常に多いです。
モータ更新を担当する場面で、まさに自身が更新しようしているモータを数十年前に納入した先輩が社内におり、
当時の技術やノウハウを直接教えてもらう機会があり、連綿と続く技術力の歴史を体感しました。

一方、私たちが先輩から技術を受け継ぐだけではなく、先輩方が私たち若手社員を頼ってくれる場面も多くあります。
例えばラインを動かすモータの電気の流れも、「直流」から「交流」に主流が移り変わっており、
それに伴い周辺知識も日々アップデートされていきます。大学で学んだ基礎知識が活きることもあり、
若手から先輩方に知識を共有できることも珍しくありません。年齢や経歴も異なるメンバーがチームになり、フラットに情報交換をしながら
足りない知識を共有し合える環境に働きやすさを感じます。

大学時代の専攻と直接的な繋がりが少ない業務内容に不安を覚える人もいるかもしれませんが、自身の取り組み姿勢次第で、
研修・勉強会や実務経験を通して足りない知識はいくらでも習得できるため安心してください。
それよりも、会社に入って何がやりたいかが私は大事だと思います。

TMEICにはまさに、専攻問わず活躍できるフィールドが広がっています。
私もまだ知識や経験が至らない部分はありますが、一つひとつ楽しく吸収しながら、
お客様に最適な製品を提供し続けていきたいです。