社員紹介：
（産業・エネルギーシステム第二事業部）
Meet Our People

目に見えない仕事であっても
社会を支える醍醐味

私は、製紙業界の工場で使われる機器やシステムの営業を行っています。
主に、コピー用紙や段ボール、ティッシュペーパーなどを製造する「抄紙機(しょうしき)」を動かすためのモータやドライブ装置、
および制御システムをトータルで提案し、納めています。

問い合わせいただいたお客様のニーズや要望、課題状況を具体的にヒアリングし、
技術部門と連携しつつ製品の詳細な仕様を打ち合わせしながら提案をしていきます。
製品の仕様が固まり次第、具体的な見積書をお客様に提示し、受注に至った後は現場に機器を収める、というのが一連の流れです。

入社して5年目になりますが、就職活動時に思い描いていたよりも世界的に広いフィールドで産業を支えていると感じています。
今、私は国内のお客様と相対していますが、
エンドユーザーは、インドネシア、タイ、ベトナムを中心とした東南アジア、中国、韓国、台湾などの東アジアさらには、
ヨーロッパやアメリカなど世界に及ぶことも多く、まさにTMEICは「世界を股にかける縁の下の力持ち」のような存在です。
そのスケールの大きさとともに、自身の仕事が世界中の産業を支える重要な役割を担っていることを実感しています。

使命感を持ってお客様の課題を解決する

あるお客様から「ドライブ装置のトラブルで操業が止まってしまった。至急復旧支援してほしい」との電話があり、
急いで現場に出向いたことがありました。
製紙会社は24時間365日稼働しているので、たった数時間でも操業できないと大きな損失が出てしまいます。
さらに、商品を届けられなくなると、消費者にも影響を与えてしまうため、1分1秒でも早く機器を復旧させなければなりません。

他部門や関係各所と連絡を取り合い、無事に機器が復旧し、安定操業に至った瞬間は心から安堵しました。お客様から感謝の言葉をいただけたことで、
他では得られないやりがいを感じたことを覚えています。産業の根幹に当たる機器を担っているからこそ、日々責任感を持って業務に従事しています。

トラブルの復旧だけではなく、お客様に製品をご提案するときも同じです。
一見、お客様の要望を叶えることが難しい仕様の製品で、競合他社が諦めてしまう場合でも、
私は必ず他の方法を模索します。できることとできないことを明確にした上で、どうにかお客様の要望をクリアできないか、何度も話し合いを重ねます。
このように諦めずやり抜く姿勢は、誰に教えられたものでもなく、先輩や上司の背中を見て自然と培われました。
諦めず対応することは受注にも繋がり、お客様との関係性も深く築けると思います。

新たな挑戦を後押ししてくれる風土

入社5年目の11月から、課を異動し新たな業界に挑戦します。扱う製品は変わりませんが、相対するお客様が製紙業界から港湾荷役を担うお客様に変わります。
今までは代理店や商社を経由してお客様と会話をすることが多かったのですが、港湾荷役業界のお客様は代理店を構えていない場合も多く、
よりダイレクトにお客様と会話ができます。現場の温度感を直接感じることで、新たに学べる事があるのではと期待しています。
港で稼働するコンテナクレーンの遠隔監視や自動化などの新規事業に関われることも楽しみの一つです。

私の所属する部署では、特に若手社員の間で積極的にジョブローテーションが行われています。仕事の現状などを話す半期に一度の面談があるのですが、
新たな挑戦をしたい旨を上司に話していたら、異動が叶いました。このように、TMEICには新しい挑戦を後押ししてくれる組織風土があります。
これからもチャレンジを重ね、お客様が求めるニーズに応え、満足していただくために貢献していきたいです。