安全上の注意事項
■1.用途限定について
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人の生命に関わる装置などには、絶対に使用しないでください。
消防法、建築基準法などの各種法令により装置が義務づけられている装置。
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![]() 注意 |
人の安全に関与し、公共の機能維持に重大な影響を及ぼす装置などについては、システムを多重系にする、非常用発電設備を設置するなど、運用、維持、管理について、特別な配慮が必要です。 特別な配慮とは、システムの運用、管理に関してシステム設計者と十分な協議を行い、無停電電源装置の故障時におけるバックアップシステムを事前に構築する事をいいます。人の安全に関与し、公共の機能維持に重大な影響を及ぼす装置などとは、以下の物をいいます。
上記に準ずる装置。 |
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日本国外での使用は禁止します。
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■2.蓄電池・冷却ファンの定期交換について
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蓄電池・冷却ファンは定期的に交換してください。
蓄電池は時間の経過とともに放電時間が短くなるばかりでなく、交換周期を過ぎて使用し続けますと、蓄電池の容器が割れ、中の液が漏れ異臭・発煙・発火などの二次障害を引き起こす原因となります。
蓄電池の交換周期は周囲温度の影響を大きく受けますので周囲温度に応じて早めに交換をお願いします。蓄電池・冷却ファン交換は、販売店あるいは最寄りのサービス会社にご相談ください。(有償サービスとなります) 冷却ファンの寿命は周囲温度(UPSの使用環境)の影響を大きく受けます。高温・雰囲気の悪い所で使用すると寿命が短くなります。蓄電池交換と同時に冷却ファンも交換してください。UPSを無通電状態で放置すると充電できない事があります。 6カ月以内に24時間以上通電してください。
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■3.分解・改造の禁止について
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感電の恐れがあるため、カバーを開けたり改造することを禁止します。 UPSの内部には、100Vを超える電気回路があります。また、内蔵バッテリにより、UPSが停止中であっても直流回路に電圧がかかっています。 |
■4.バイパス回路の動作について
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感電の恐れがあるため、UPSの点検、負荷機器の接続変更時には、停止スイッチを押して「停止」し、入力電源プラグを抜いた上で、検電器などにより、出力電圧がないことを確認してから行って下さい。 小形UPS(Sプラスタイプを除く)は、コンピュータ機器への電力供給を出来る限り継続できるよう、停止スイッチを押した「停止」状態でも、バイパス回路を通して、電力を供給します。 |
■5.電源工事について
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電源工事は電気工事士の資格者が行ってください。 2kVA以上の機種では電源工事が必要となります。火災や感電の原因となりますので電気工事士の資格を有する専門業者に依頼してください。 電源工事のときは、運転スイツチと入力ブレーカを「停止」にし、入力電源の遮断を確認してから行ってください。 |
■6.絶縁耐圧試験・絶縁抵抗試験の禁止について
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UPSは、半導体などを使用した電子機器ですので絶縁耐圧試験や絶縁抵抗試験は、実施しないで下さい。 故障の原因となり発煙・発火に至る可能性があります。 |