適用上の注意事項について
■1.入出力配線電圧降下への配慮について
UPSの出力側配線は、その定電圧機能を十分に発揮させるために、UPS出力端〜負荷接続端までの配線電圧降下を2%程度以内になるように、ケーブルサイズおよび長さを選定してください。電源入力側も配線電圧降下を2%程度以内に抑えていただくことを推奨致します。
ケーブルサイズ(mm2) | 2 | 3.5 | 5.5 | 8 | 14 | 22 | 38 | 電流 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
配線長(m) | ECE1P-1kVA | 入力 | 10 | 19 | 30 | 43 | 76 | 120 | 207 | 10A |
出力 | 10 | 19 | 30 | 43 | 76 | 120 | 207 | 10A | ||
ECE2-3kVA | 入力 | − | − | 10 | 14 | 25 | 40 | 69 | 30A | |
出力 | − | − | 10 | 14 | 25 | 40 | 69 | 30A |
表により入力ケーブルおよび出力ケーブルの選定事例を示します。
(a)ECE1P-1kVAの場合
(b)ECE2-3kVAの場合
■2.電源接地について
UPSの出力側配線は、その定電圧機能を十分に発揮させるために、UPS出力端〜負荷接続端までの配線電圧降下を2%程度以内になるように、ケーブルサイズおよび長さを選定してください。電源入力側も配線電圧降下を2%程度以内に抑えていただくことを推奨致します。
前述の接続方法で万一コンピュータ側にエラーが発生する場合には、UPSの接地端子を利用せずに専用接地へ接続してください。
UPSと受変電設備接地は共用となりますが、負荷CPUは、これとは別の単独接地となります。
■3.換気について
UPS内蔵バッテリは小形シール鉛蓄電池を使用しておりますが、微量な水素または酸素ガスが流出する可能性が有りますので、運転中および保管中に拘らず、UPSが設置されている室内の換気を十分に行っていただくよう、お願いします。