瞬低補償装置(MPC)

電力低下による、設備の破損やプラントの
停止を
なくします。

落雷があると落下地点の周りでは電圧が低下することがあります。こういった「瞬時電圧低下」のトラブルは、プラントなどにある重要な設備の破損や、プラントの停止を招きかねません。

TMEICの「瞬低補償装置(MPC)」は瞬低/瞬停から大事な設備資産を守ります。予期せぬ災害に備えるために「瞬低補償装置(MPC)」は欠かせません。

  • ※MPC方式には、東京電力株式会社殿との共同開発による技術が含まれています。
  • ※MPC1000には、東北電力株式会社殿との共同開発による技術が含まれています。
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容量別一覧

高圧用瞬低補償装置(MPC)

高圧用瞬低補償装置(MPC)
MPC2000 MPC1000 MPC3000

低圧用瞬低補償装置(MPC)

低圧用瞬低補償装置(MPC)
MPC200 MPC400
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MPCはこんな場所や用途で
活躍しています

MPC1000

工場・ビル設備etc

瞬低/瞬停における発生原因の約7割が自然現象によるものといわれており、その内の約9割が落雷によるものです。

仮に送電線などに落雷があった場合、最悪のケースとして製造ライン停止の事態を招いてしまいます。
これは後戻り作業や製造不良など、ライン設備にも多大な損害が生じてしまいます。
TMEICのMPCは様々な負荷設備や電圧用途のラインアップを誇り、
工場・ビル設備まるごとの瞬低対策と停電対策を同時に実現しながら、安定稼業を支援しています。

送電線などに落雷があった場合

送電線などに落雷があった場合

瞬時電圧低下の発生頻度

瞬時電圧低下の発生頻度

MPC方式とは

MPC(Multiple Power Compensator)方式は、HSS(High Speed Switch)と双方向コンバータ、
エネルギー蓄積装置を組みあわせた、高圧・低圧瞬低補償装置です。
MPC方式は、通常給電時には負荷設備へ商用電源を直送しています。同時に、エネルギー蓄積装置に電力を蓄えます。
瞬時電圧低下や瞬時停電を検出するとHSSが、商用電源を高速に遮断するとともに双方向コンバータが
エネルギー蓄積装置から負荷設備への給電を開始します。

通常時

通常時

停電時

停電時

MPCの運用例

瞬低対策装置の豊富な品揃えにより、あらゆるニーズにフィットしたシステムを提供します。

MPCの運用例
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導入時の検討事項・運用上のご注意

MPC導入時の検討事項

瞬低対策装置をご計画される場合に考慮すべき点

○設置場所:屋内 or 屋外(屋外の場合塩害対策要否)
→盤構造の決定
○補償負荷の容量はどれだけか。
→MPCの容量の決定
○補償負荷の内、誘導負荷(I・M)の容量はどれだけあるか。
→誘導負荷が多い場合はMPC容量に余裕が必要
○瞬低補償時間
→1秒、10秒
○系統の遮断容量
→HSS(メカニカルスイッチ)の遮断容量は20kAです。

系統の遮断容量が20kA超過する場合は個別にご相談下さい。

MPC運用上のご注意

MPC方式瞬低対策装置を導入され運用開始後に考慮すべき点

○定期点検のおすすめ
→瞬低対策装置の機能を十分に発揮させるには定期的に点検を行う必要があります。
万一の障害に迅速な対応をするために保守契約の締結をおすすめします。
○蓄電池の交換
→蓄電池には寿命があり、25℃環境で7〜9年の期待寿命です。
当社の瞬低対策装置に使用している蓄電池はおよそ8年で交換を推奨しております。
○MPCの更新
→瞬低対策装置は通常のUPSと同様、多くの電子部品を使用しております関係で定期的に保守・部品交換等をご用命いただくことにより機能の維持を図りますが一定の寿命が存在します。
当社では瞬低対策装置の機能維持の限界を15年と考え、最長15年でのリニューアルを推奨しております。
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製品ラインアップ

MPC1000

MPC1000

三相入出力 500〜3,000kVA at6600V, 3300V

高圧・大容量・高効率な瞬低・停電対策が負荷設備に適用可能に。

最先端の高速解列半導体スイッチの採用により、切換え時間を最短1msecで達成。MPC方式を採用した瞬低補償装置は負荷設備に影響が出る前にパップアップを開始する為、瞬低・停電に敏感な負荷設備にも適用可能な製品です。

詳しくはこちら

MPC2000

MPC2000

三相入出力 500〜1200kVA at6600V, 3300V

業界トップクラスの高圧・大容量・高効率な瞬低対策。

最先端の高速解列メカニカルスイッチの採用により、99%クラスの高効率を達成。大容量・高電圧でありながら高効率な運用を実現します。

詳しくはこちら

MPC3000

MPC3000

三相入出力 4,000〜12,000kVA at6600V, 3300V

瞬低・停電対策を高圧・大容量・高効率で実現。

最先端の高速解列半導体スイッチの採用により、切換え時間を最短1msecで達成。MPC方式を採用した瞬低補償装置は負荷設備に影響が出る前にパップアップを開始する為、瞬低・停電に敏感な負荷設備にも適用可能な製品です。

詳しくはこちら

MPC200

MPC200

三相200V系・入出力 50〜250kVA

省スペースで低圧・高効率を実現。

96.5%レベルの高効率を実現し、高速スイッチ(HSS)の採用により、瞬低時もわずか2msで補償運転に切換えることが可能です。また、保守バイパス・HSS・変換器を一体化する等、徹底した省スペース設計は、従来と比較して盤幅を43%も小型化することに成功しています。蓄電方式を利用用途により選択でき、10分までの停電にも対応できる為、幅広い用途に対応可能な製品です。

詳しくはこちら

MPC400

MPC400

三相400V系・入出力 100〜500kVA

業界トップクラスの低圧・高効率な瞬低対策。

98.5%レベルの高効率は業界トップクラス。高速スイッチ(HSS)採用による補償運転へ切替可能な時間はわずか2ms。また、保守バイパス・HSS・変換器を一体化し、従来と比較して盤幅を36%小型化した省スペース設計。用途により蓄電方式が選択でき、10分までの停電に対応できる為、幅広い用途に対応可能な製品です。

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