天然ガスは、石油や石炭と同様に、今から何千万年も前の動物や植物、微生物やプランクトンの死骸が地中に埋没し、地下深くで長い時間をかけて分解されてできた「化石燃料」です。「都市ガス」として家庭で使用されたり、火力発電所で発電に使われる、電気、水などと並ぶ社会インフラのひとつです。世界各地で産出されていますが、陸地での埋蔵量は発見され尽くしていることもあり、近年では海底の地下からの産出が増えています。
天然ガスは、-162℃まで冷やすことで液体となり、その際、体積が気体の600分の1まで小さくなります。天然ガスの運搬方法としては、気体のままパイプラインで運ぶ方法と、冷やしてLNG(液化天然ガス)の形でタンカーやローリーで運ぶ方法がありますが、海外で産出した天然ガスを国内で使用する場合には、液化してタンカーで国内の受入基地まで運び、そこで気化してパイプラインで家庭や発電所に送る方法が一般的です。
TMEIC(ティーマイク)の製品・技術は、天然ガスを採取する現場でも、運び入れた天然ガスを貯蔵し送り出す基地でも、各所で活躍しているのです!
天然ガスは太古の生物が死後、堆積し、圧縮され、高温地熱によって熱分解された結果生まれる資源です。現在は、陸域では既に開発が進んでいることから、海底下でのガス田が主流となっています。
ガスを燃焼した際に大気汚染の原因になり得る硫化水素、炭酸ガスなどの酸性成分を除去します。
ガス中に含まれていた水分や水銀を除去します。
天然ガスから付加価値の高いプロパン、ブタンを分離・抽出します。
※NGL:Natural Gas Liquids
ガス田で採集された天然ガスから分離・回収された液体炭化水素の総称.
天然ガスを-162℃まで冷やすことで液化させます。
天然ガスを-162℃まで冷やすために、大容量のコンプレッサが使用されています。
LNGから不要な窒素を分離します。
液化された天然ガスは、貯蔵タンクに保管され、順次LNGタンカーで運ばれます。タンクは、いわゆる魔法瓶のような二重殻構造になっており、天然ガスを低温のまま貯蔵しています。
貯蔵タンク内で蒸発した天然ガスを昇圧し、ガスタービン等の燃料ガスとして利用しています。
ボイルオフガス コンプレッサをモータで駆動します。
プラント全体の状態を監視・制御・管理するための各種システムが設置され、24時間365日稼働しています。
プラントを動かすあらゆる設備に電気を送るための電気設備や、モータを駆動する電気設備などが設置されています。
プラントを稼働させる様々な電気設備に電気を送るための受配電設備、監視制御設備、ポンプやコンプレッサ用のモータの駆動を制御するドライブ装置などが設置されています。
貯蔵タンク同様、魔法瓶のような二重殻構造で低温のまま液化天然ガスを運搬出来る構造になっています。
LNGタンカーで輸送された液化天然ガスは、液体のまま受入基地の貯蔵タンクに荷揚げされ、貯蔵されます。
貯蔵タンク内で蒸発した天然ガスを集めて昇圧し、LNG気化器で処理されるガスと一緒にして下流の装置に送ります。
ボイルオフガス コンプレッサをモータで駆動します。
液化された天然ガスを気化させます。
気化した天然ガスにプロパンガスを加えて、熱量(カロリー)を仕様に適した値に調整します。
プラント全体の状態を監視・制御・管理するための各種システムが設置され、24時間365日稼働しています。
プラントを動かすあらゆる設備に電気を送るための電気設備や、モータを駆動する電気設備などが設置されています。
プラントを稼働させる様々な電気設備に電気を送るための受配電設備、監視制御設備、ポンプやコンプレッサ用のモータの駆動を制御するドライブ装置などが設置されています。
天然ガスは主成分がメタンのため、燃やしてもCO₂の排出量が比較的少ない特徴から、国内の火力発電所で多く使用されています。
消費者に届けられる前に、地域毎に小規模なタンクに貯留し、需給バランスが崩れないように調整しながら、消費者にガスを供給します。
「都市ガス」として家庭で使われるほか、商店、ビルなどや工場設備、発電などにも利用されています。