パワーエレクトロニクス分野で
未来に貢献していく
幼い頃から好きだった、
ものづくり
私は、パワーエレクトロニクスシステム事業部で電気炉向けの新電源システム「CleanArc」の開発に携わっています。
電気炉は、鉄スクラップを溶かして新しい鉄を作る、銑鉄製造プロセスで非常に重要な役割を担う設備です。
CleanArcでは大容量の電力を精密に制御するために、高精度な電力変換(パワーエレクトロニクス)技術が欠かせません。私は、前職で培ってきた電気設計・開発のノウハウを活かし、CleanArcの心臓部とも言えるコンバータやインバータの電気設計を担っています。
また、子どもの頃からプラモデルや工作が好きで、何かを作ることに夢中でした。高校や大学で電気工学を専攻し、ものづくりの根幹となる技術を学び、大学時代・前職と一貫してパワーエレクトロニクス分野の設計・開発に携わっています。
これまで培ってきたキャリアやノウハウを活かし、インフラ事業に携わりたいと言う思いや、他社では経験できない大規模なパワエレ機器の設計・開発に携われるという思いから当社を志望しました。
先輩方から惜しみない
協力が得られる
仕事環境
電気炉のように、設計・施工・運転まで、長い年月と多くの人員を要するプロジェクトでは1つの設計ミス・検討漏れが自部門だけでなく他部門にも影響を及ぼすことがあります。設計者個人の力量も大切ですが、TMEICでは長年培ってきた設計・開発のプロセスを通してより良いモノづくりを目指すことが出来る開発体制が整っており自身の成長にもつながります。
私が担当している電力変換器回路はCleanArcシステムの根幹部であり細かな設計検討が必要な部分になりますが、わからないことがあっても周りの先輩方が、丁寧に指導してくださり、業務を覚えるまで時間がかかりませんでした。また、忙しい中でも困っていることがあれば、誰もが相談に乗ってくれるので非常に働きやすい環境だと感じています。社内のコミュニケーションを広げるイベントも多く、馴染むまで時間もかかりませんでした。
「CleanArc」で
カーボンニュートラルに
貢献
近年、CO2排出量削減等、カーボンニュートラルの観点から、電気炉が注目を浴び、高炉の代替手段として大型化も期待されています。電気炉は大容量の電力を投入し、頻繁にオンオフを繰り返す特徴がある為、電力系統に対するフリッカ・高調波を抑制するために調相設備を導入していました。電気炉を高炉相当の容量に大型化すると、投入する電力の増加に伴い変動幅も大きくなることから調相設備も大容量化が必要となります。
CleanArcを導入することで電気炉と電力系統が変換器を介して接続されるため電気炉から発生するフリッカ・高調波が直接電力系統へ流入することがなくなり大型調相設備が不要となります。
CleanArcのような新規プロジェクトは、新しい技術や知識を学び続けることを求められ困難も伴いますが、貴重な経験になります。また、新規プロジェクトに関わることで会社の成長を肌で実感しながら働くことができるのも当社の大きな魅力だと感じています。
CleanArcを通してグリーンスチール製造の実現に貢献できることも、この仕事の魅力であり誇りです。
幼い頃からのものづくりへの情熱を忘れずに、これからも、パワーエレクトロニクス技術で様々な分野に貢献していきたいと考えています。
キャリア入社者の
採用関連情報
採用関連データ
採用者のうちの
中途採用比率

人材育成
支援資格例
(資格取得奨励金制度)
保有を奨励することを推奨する資格の取得に対して、奨励金を支給します。
資格は難易度と有効性の観点によりランク分けされ、支給される奨励金額が設定されています。
対象資格
電気主任技術者(電験1種~3種)、電気工事施工管理技士、基本・応用情報技術者、
語学(TOEIC、中国語検定、ハングル語検定等)、技能検定など
※対象資格は定期的に見直しを行います
※登場する人物の年次、その他プロフィール、
及び各種データや記録等は、取材当時のものです。