あらゆる産業分野で事業を展開。
近年は再生可能エネルギーにも
注力
産業・エネルギーシステム第一事業部 技師長
宮本 泰伸

はじめに、TMEICの概要をお聞かせください。
TMEICは、2003年に株式会社東芝と三菱電機株式会社の製造業プラント向け電気設備事業部門などが統合する形で発足しました。
主に、製造プラントや発電プラントを持つあらゆる業界のお客様に対し、モータやパワーエレクトロニクス製品の開発・製造を通じて
最先端のものづくりを支援しています。
創業20周年のタイミングで社名を変更したのは、連結の売り上げが当時の1,500億円から3,000億円へと倍増していることや、
海外売上比率が30%を超えていることを踏まえ、業界内で浸透しているTMEICブランドで今後も戦っていく決意を新たにしたためです。
TMEICは鉄鋼、石油化学、食品、自動車、半導体、船舶など、ほぼ全ての産業分野で事業を展開しています。特に近年は再生可能
エネルギーの分野に注力しており、中でも太陽光発電用パワーコンディショナーは世界トップクラスの納入実績を誇っています。
今回採用を強化する産業・エネルギーシステム
第一事業部の役割を教えてください。
私たちの事業部は、鉄鋼と紙を除くほぼ全ての産業分野におけるものづくりとエネルギー事業を展開するお客様を担当する組織です。
新経営方針「Growth20」では「2030年度にグローバルで売上高5,000億円」という目標を掲げていますが、当事業部の売り上げは
全社の半分を占めており、「Growth20」において中心的な役割を果たしていくことは間違いありません。
目標の実現のためには、グローバル市場の拡大とともに、社会的ニーズの高い領域で戦略的に新規事業を創出していくことが重要です。
例えば、近年は豪雨被害に遭った地域などで排水ポンプ用耐水モータの需要が高まっていますが、これまでのモータには浸水すると使えなくなってしまうという問題がありました。
そうした中で私たちが開発した耐水モータは、BCP(業務継続計画)に関心の高い日本の自治体のみならず海外からも多数の問い合わせを
受けています。このように、私たちの技術をいかに社会に結び付けていくかが、今後の成長のカギになると考えています。
売上高のグローバル比率は30%強──
海外市場に挑戦するならTMEIC
今このタイミングで入社する醍醐味について
お聞かせください。
TMEICは新規事業において常にグローバルリーダーを目指しているため、これから入社する方は世界中で使われる革新的な製品やシステム
の展開に携われる可能性があります。新規事業に対する投資も積極的に行っているので、アイデアを形にしやすい環境といえます。また、TMEICは国の防衛に関する情報装置や伝送装置も開発・納入しているので、本事業に関わることになった場合は、国の事業の根幹に
携わっているという誇りを持って働くことができるでしょう。
どのような方に加わってもらいたいですか。
電気や電子、情報関連の技術を扱ってきた方はもちろん大歓迎ですが、当社ではさまざまなバックグラウンドを持つ社員が活躍して
います。例えば、大学では化学を専攻し、太陽光パネルを作る会社で活躍していた人が、今は当社で再生可能エネルギーの部門長を
務めているケースもあります。
今までの経験を生かしてステップアップしたい方も、新しい領域に挑戦していきたい方も、当社ならその思いを形にすることができる
でしょう。産業・社会のより良い未来を共に実現していただける方をお待ちしています。
文化の壁を越えて主要産業を
支える
「海外技術営業」の
醍醐味
産業・エネルギーシステム第一事業部
モータ&ドライブ技術部
モータ&ドライブ技術第一課 スペシャリスト
宅崎 恒司

宅崎さんは2021年にTMEICに転職された
そうですが、どういった経緯で
入社されたのでしょうか。
総合電機メーカーで8年間、パワーエレクトロニクス製品の設計に従事し、その後航空会社で2年間、航空機の故障分析をしていました。
転職活動を始めたきっかけは、「お客様のニーズを直接把握できる仕事がしてみたい」と思ったことです。数ある企業の中でも、TMEICの
技術営業は顧客折衝だけではなく高い技術力で課題解決をする力が求められていて、ここでならやりがいを持って働けそうだと感じ、
転職を決めました。
転職にあたり、モータに関する知識不足への不安がありましたが、TMEICでは研修制度が充実しているのを知って安心しました。
実際に入社してみると、後輩に知識を教える意欲が高い社員が多く、またノウハウを文書化するルールも徹底されていたので、
スムーズに学ぶことができました。
現在はどういった業務を担当されていますか。
私は技術営業の中でも海外営業をメインで担当しており、お客様の拠点はヨーロッパから中東まで多岐にわたります。
TMEICでは海外プロジェクトが多数あり、当社の現地法人と協力しながら進行していきます。
役割としては、基本的に現地法人で受注前の営業活動を行い、私たちはその契約をまとめるための要件や技術的な知見を提供します。
時には、現地の機械メーカーやEPC(設計・調達・建設)との連携も発生するなど、多様なプレーヤーとコミュニケーションを
取れるのが、当社の海外営業の特徴です。
印象的なプロジェクトはありますか。
インドの石油企業のお客様で、石油精製所の拡張にあたり、そこで使われるインバーターやモータ等を導入したプロジェクトが印象に
残っています。
ぶつかったのは、仕様設計の壁です。お客様には「事前に細かい部分を詰めておきたい」という要望があり、
一般的な国際規格よりもかなり詳細な仕様が必要になり、非常にタフなコミュニケーションが求められました。
そこで、国内の技術者に協力を仰ぎ、ひざを突き合わせながら進めていったほか、生産を行う現地インドで始めて取り扱う技術も
あったため、東京の工場にいる技術者を巻き込みながら推進していきました。
受注に半年、納入に1年半を要した大型プロジェクトだったこともあり、実際にお客様の工場で当社のモータが回転しているのを見たときは
本当に感動しました。無事に追加受注もいただき、TMEICの存在感がインド市場で高まっていることを実感しました。
TMEICは一流のグローバル企業に
認められた
有数のSIer
TMEICの技術営業として海外案件に携わる
醍醐味は何でしょうか。
当社のお客様は世界有数のエネルギー企業が多く、TMEICはそうした企業の入札に呼んでもらえる数少ない企業の一つだと自負して
います。お客様から求められる品質は年々高まっており、その理想に応えるのは決して簡単ではありませんが、自分たちの技術力を通じて
企業様、ひいては社会の課題を解決できることに大きなやりがいを感じています。
私がこの会社に入ってから最も成長したと感じているのは、何といっても技術力です。グローバルで通用する技術営業として成長できる
環境があるからこそ、私は今、世界を舞台に戦う醍醐味を味わえているのだと思います。
国内技術営業として
プロジェクトの
要を担う
責任と
やりがい
産業・エネルギーシステム第一事業部
産業システムソリューション技術部 技術第三課 課長
栗田 真二

栗田さんのこれまでのご経歴と、
TMEICへ入社したきっかけを教えてください。
前職は水処理設備の会社で20年間、電気計装制御のエンジニアとして、見積もりや設計、試験、現地調整などを担当していました。
最後の5年間はタイの現地法人へ出向するなど、幅広く経験を積ませてもらいました。
仕事自体にはやりがいがあったのですが、「もっと上流でお客様の声を聞きながら働いてみたい」という思いが徐々に大きくなっていき、
第一子が生まれて自分の中にチャレンジ精神が芽生えたことをきっかけに、初めて転職に踏み切ることにしました。
そこで出会ったのがTMEICでした。SIerとしてプロジェクトの上流から下流までしっかりと携われること、そしてソフトウエアからハード
ウエアまで技術領域の幅が広く、今まで接してこなかった領域の技術も学べる点に強く惹かれました。また、グローバル案件の比率が
高く、海外で培った経験を大いに生かせるのではないかと期待を膨らませました。
現在はどういった業務に
携わっているのでしょうか。
技術営業として、国内の食品飲料業界の工場における製造設備の自動化やDX関連の業務を担当しています。最近はある飲料工場を持つ
お客様に対し、1年ほどかけて新製造ラインの自動化とペーパーレス化を実現するシステムを導入しました。
本プロジェクトでは、契約時の仕様にはなかった機能がお客様とのディスカッションを通じて複数追加されていきました。
例えば現場でトラブルがあったときに、TMEICからアクセスして状況を確認できるリモート監視システムは、私たちの提案が採用されて
実装に至ったものです。
仕様決定後の変更は調整が大変ですが、お客様と話し合いながらより良いシステムを作っていけることは大きな醍醐味です。また、
プロジェクトの有無に関わらず、些細なことでもフラットに相談いただけるのは、TMEICに対する厚い信頼がある証拠だと感じます。
本件に限らず、どのプロジェクトも受注まではTMEICの営業と代理店と連携し、その後は協力会社である製造会社の方と一緒に進めて
いきます。自分が中心となって案件をハンドリングするのは簡単ではありませんが、多様な関係者に満足してもらえる喜びは大きく、
技術営業として上流から下流まで携われることに満足しています。
技術とクライアントの幅広さは業界随一。
多様な技術が身につく環境
栗田さんは2025年1月に課長に昇進された
そうですが、
TMEICだからこそ実現できる
キャリアについてお聞かせください。
当社ではジョブローテーションが盛んなので、さまざまな技術を学ぶことができます。私の場合、現在はソフトウエアを扱う部門にいます
が、希望すればモータなどを扱うハードウエアの部門に異動することもできます。
今後は隣接する領域の技術も学びつつ、全社を横断するような形で課長としての役割を果たしていきたいと思っています。
また、部門のグローバル案件の比率を高めるために、私の海外経験も積極的に生かしていきたいです。
TMEICは技術もお客様も展開している国も非常に幅広く、一社でこれほど多様な領域に関われる会社はそうないかと思います。
これからも多種多様な経験が積める環境で業務できることは、一技術営業として、非常に幸せであると実感しています。
また、私は「仕事を通じてお客様を好きになり、もっとお客様のために働きたくなる」という気持ちが当社に来てより強まりました。
技術を強みとしつつ、お客様と関わりながらさらに充実したキャリアを築きたいと考えている方にとって、TMEICは最適な選択肢と
言えるのではないでしょうか。