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phase2 Vol.1 次世代エネルギー工場 × ティーマイク

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アンフィニ株式会社 代表取締役 親川 智行 氏 × 産業第三システム事業部 第四ユニット 部長代理 新事業創出チームリーダー 森永 博之

<MISSION>

発電された電気は、すぐにその全てが消費されなければならない。しかし、蓄電池を導入することで一時的に貯めることが可能になる。世界に太陽電池パネルを送り出すアンフィニ株式会社の福島新工場では、自社製の太陽電池パネルを使用し、自家発電を活用した操業を計画。TMEICの太陽光発電システム、大容量蓄電システムによって、究極まで高い効率性を追求した。

「自然エネルギーの力で太陽電池パネルを製造する」

アンフィニ株式会社(以下、アンフィニ)は、2016年に福島県楢葉町に太陽電池パネルの生産工場を新設した。太陽電池パネル工場は価格競争力を追求するため海外に建設するのが一般的と言えるが、「震災をきっかけに、これまで通りの生活を続けることが難しくなり地元を離れた方が多くいると聞きました。福島に新工場を建設し、雇用を創出することで、少しでも復興に貢献できないだろうかと考えたのが始まりです」とアンフィニの親川社長。そして「できる限り自然エネルギーを利用した操業を実現したい」という想いから、工場の屋上に自社製の太陽電池パネルを設置。さらに、日照時間や天候に左右されず、工場の電力消費量のピークカットに貢献できるよう蓄電システムの導入を決めた。「蓄電システムを導入すれば、停電時の工場電源だけでなく、地域住民への電力供給源としても使えます。そして、品質はもちろんのこと、私たちが本当に信頼できる会社に今回のシステムをお願いしたいと考えました。これまでのお付き合いの中で、TMEICは苦しいときも一緒に歩んでくれるパートナーだと感じていたので迷いはなかったですね」と親川社長は話す。
「再生可能エネルギーや蓄電システムの普及が遅れているのは、まだまだ採算性など多くの課題があるからだと思います。だからこそ、私たちが再生可能エネルギーの自家消費を実践することで、データに基づく実例を提示し、普及のきっかけをつくりたい」と親川社長は抱負を語る。

DATA
アンフィニ株式会社
再生可能エネルギーの総合企業。2010年に太陽電池パネルの自社ブランド「ジャパンソーラー」を立ち上げた。同社で生産された太陽電池パネルは、国内外に出荷されており、最近は雪深い地域向けの融雪パネルなどのように「こだわりの太陽電池パネル」をつくることで、新規市場を開拓している。

福島への貢献を考えるからこそ、自家発電にこだわった

前例なきシミュレーション


アンフィニ福島工場を舞台に撮影された TMEICのテレビCM

今回、TMEICが福島工場に納入したのは、パネルの発電量を調整したり発電した電気を変換するための「パワーコンディショナ」、そしてそれを蓄えるために必要な「蓄電システム(TMBCS)」、工場に必要な電力をパワーコンディショナと蓄電システムを制御して最適に供給する「メインサイトコントローラ」の3点。なかでも、蓄電池はまだまだ高価なもの。そのため、できる限り小容量の蓄電池を使用し、工場が必要とする電力量を予め計算して、効率よく充放電できるよう綿密なシミュレーションが不可欠となる。ところが、既設工場であれば消費電力データがあるのでシミュレーションが容易だが、今回は新設。アンフィニの別工場のデータを参考に、今回新設する工場の差異を踏まえてシミュレーションを行い、蓄電池の容量、使い方を決定した。そして特に技術的に難しかったのが、アンフィニの「試験的に2社の蓄電池を組み合わせたい」「停電時に自立運転できるようにしたい」という要望に応えることだった。森永は、「2012年のFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)開始以降、太陽電池パネルを製造するアンフィニ様と、太陽光発電用パワーコンディショナを製造するTMEICが二人三脚で事業拡大してきたという想いがあります。ハードルの高いオーダーに対しても、必ず応えたかった」と振り返る。複数社の蓄電池を使用するというのは、正常に充放電ができるように複雑なコントロールが必要となる。だが、TMEICでは既に様々なケースを想定し先行して動作検証を進めていたため、性能や安全性を担保するための検証も期限内にクリア。停電時に電力を供給するための自立運転に関しても、蓄電池に貯めた電力を、想定される各電力設備に供給できるよう調整を重ねて蓄電システムをつくりあげた。あれから1年、アンフィニ福島工場が日々生産量を増やす中、TMEICの発電・蓄電システムは順調に稼働。工場の操業に大きく貢献している。

TMEICのパワーコンディショナ(右、中央)と、異なるメーカーの蓄電池を一元管理する1.2MWh(メガワットアワー=1時間に充電できる量)対応の蓄電システム(左から2番目)

<TMEIC 無限の技・術・力>
近年注目されている自家発電システム

大規模な太陽光発電設備では、発電した電力を無駄なくかつ効率的に運用する技術が不可欠。
TMEICは世界最高水準の効率を誇る「太陽光発電システム」と「大容量蓄電システム」を組み合わせ、
発電、蓄電、供給を効率よく運用することで、省エネ化と安定した電力供給に貢献。
また、太陽光だけでなく、風力、地熱、バイオマスなどにおいても、「再生可能エネルギーシステム」を提供し、
新エネルギーの導入拡大を支えています。

大規模な太陽光発電設備では、
発電した電力を無駄なくかつ効率的に運用する技術が不可欠。
TMEICは世界最高水準の効率を誇る「太陽光発電システム」と
「大容量蓄電システム」を組み合わせ、
発電、蓄電、供給を効率よく運用することで、
省エネ化と安定した電力供給に貢献。
また、太陽光だけでなく、風力、地熱、
バイオマスなどにおいても、
「再生可能エネルギーシステム」を提供し、
新エネルギーの導入拡大を支えています。

風力発電 × ティーマイク

森永の次のチャレンジは風力発電。北海道を中心に建設予定地を駆け回る。
北海道は雪深く風が強い地域が多いからこそ、太陽光発電よりも24時間365日稼働できる風力発電が適している。しかし風力発電は、風車の大型化にともなって風車一台あたりの発電量が大きく、しかも突然止めたり動かしたりできないため、需要に合わせて供給量を調整するのが難しい。そのため、蓄電池システムが非常に重要な役割を担うことになるのだが、容量の大きい蓄電池を採用すると非常に高額になり、事業性の悪化を招いてしまう。そこでTMEICでは、蓄電池を最適に制御することで蓄電池の必要量を低減し、安定した運用を実現できるシステム設計で市場を牽引している。
2012年以降、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が始まり売電を目的とした太陽光発電設備の建設ラッシュが続いたものの、最近は落ち着いてきた。一方で、風力発電設備の引き合いが急増している。主に空き地やゴルフ場・牧場などの跡地に建設されることの多い太陽光発電と違い、風力発電は山間部や沿岸部に建設されることが多く、環境アセスメントに4年以上必要(2012年当時)であったため、「2012年頃から調査を開始した各地の計画がようやく日の目を見ているということです」と森永。
再生可能エネルギーは、成長期待の大きい最先端の分野。「常に新しいものを追い求めなければ、競争に負けてしまう。今までのやり方にとらわれず変化し続けることは、大変だけれどやりがいも大きい。次は風力発電でもトップシェアを獲ることが目標」と森永は言う。

北海道北西の沿岸部などでは、風力発電の建設が多く計画されている

<MOVIE>

取材協力:アンフィ二株式会社

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