• TOP
  • Vol.08 支える人 ~「グローバル化」と「安全管理」~

Vol.08 支える人 ~「グローバル化」と「安全管理」~ Play movie

TMEICでは、国内の本社・支社勤務、海外現地法人駐在者も含めて、約3,800人の社員が働いている。その中で総務部は、組織管理・労務管理・福利厚生・教育制度・職場環境・安全管理・リスク管理・契約管理など幅広い分野について、制度や仕組み、システムを策定。企業の基盤づくりをすることで、TMEICのビジネス拡大を支えている。

key person(キーパーソン)

  • 総務グループ 担当課長 田中 秀樹
  • 人材開発センター チーフ・プランナー 残間 朝子
総務部

縁の下の存在

image

TMEICには、3つの販売事業部と2つの製造事業部、そして経営企画・経理・資材調達・総務などの機能を持つスタッフ部門で構成されている。「私たちが所属する総務部は、社員一人ひとりが主体的に活き活きと働くことができ、最大限にパフォーマンスを発揮できる組織をつくることを一番のミッションとしています。前面には出ずに、縁の下で支える存在なのです」と残間は言う。中でも今、注力しているテーマが「人材のグローバル化」と「職場の安全管理」。ここ2~3年で急速に事業がグローバル化している中で、「これまで国内の業務を中心に対応していた社員も、今後、海外業務に対応できるように変わっていくことが求められています。TMEICでは今、グローバルプレイヤー化の促進が急務になっています」と残間。また、職場の安全管理もメーカーとして当然の義務。田中は、「安全管理は製造現場に限ったことだと思われがちですが、勤務中の自動車運転事故から出張中の事故、さらにはオフィス内でのケガなどにいたるまで、勤務時に発生しうるすべての危険から社員を守ることが求められています」と話す。

image
image
image

“語学力より大切なもの

image

日本人がグローバル人材になるために必要なことは何か。「語学力を高めることばかりが注目されがちですが、実はコミュニケーションスキル、対人スキル、リーダーシップを持って、自分の意見を発信する力が求められます。そして、異文化を理解し楽しむ気持ちも大切です」と残間は説明する。たとえば、コミュニケーションにおける「ハイコンテクスト」と「ローコンテクスト」。日本では「空気を読む」という言葉が象徴するように、話の行間やその場の雰囲気から多くの意味をくむが、「例えば英語圏ではローコンテクストの文化なので、伝えたいことは話す言葉の中で全て表現しなければなりません。正しく意図が伝わるかどうかは、話し手の責任なのです」と残間は言う。
そのような文化の違いに気づきを与える場としてあるのが、「グローバルビジネススキル研修」。TMEICでは、英語でのプレゼンテーション、ネゴシエーションの型の習得、さらに製造拠点がある中国・インドの異なる文化・風習・国民性への理解を促す、国別研修も用意している。「半年間インドに駐在した社員が、インド専門研修に参加して『半年間ずっと感じていたジレンマが、この3時間で解消された』と言ってくれたときは嬉しかったですね。また、しっかりとした型を習得すると、英語だけでなく日本語で話すときにも活かせたという声もあります」。
また、海外OJTなどの「人事交流」も効果があると感じている。日本から現地法人に若手社員を送り出し、現地で業務をしながら直に異文化を体験してもらう。同時に現地法人から来日させ、TMEICの社風、人に接してもらう。こうした双方の交流によって、「TMEICへの帰属意識が高まるのはもちろん、人と人とのつながりが生まれます」。
一人でも多くの社員に、学ぶ時間を積極的につくって欲しいと思う一方、忙しさも理解している。「制度をつくるだけでは駄目なんです。自発的に参加してもらうために、今の仕事の仕方を見直して生産性を高める必要性に気づけるような、新しいワークショップも企画したいと思います」と残間。

image
image
image

“予知能力”を鍛える

もう一つの重点取組みである「職場の安全管理」について、「当社では、何か起きてから検証・対策をするのではなく『リスクアセスメント』といって、予防安全の考え方が基本です」と田中。組織的に取組むため、『リスクアセッサー』とよばれる指導役を約250人指名し、教育を行っている。そこから浸透させて、働く一人ひとりがリスクアセスメントの重要性を理解し、自分の行動を振り返ってもらえるかが鍵となる。「そうすれば、事故・災害の発生をつぶさに検証し対策することができます。例えば、400tプレス機という金属などを加工する大型機械があります。プレス機には、作業員が近づいても怪我をしないように安全ガードを取り付けています。しかし、誰かがガードを上げて機械内で作業していることに気づかずに他の作業員がプレス機を作動させると、中にいる人は大怪我をしてしまいます。そこで安全プラグを追加設置しました。このプラグが抜けている時はプレス機は作動しません。しかも、プラグを抜かないとガードが上がらないため、機械内に人がいる時には絶対にプレス機が作動しない仕組みになります。こういった人の注意力に依存せず安全状態を確保することを『本質安全化』と言います」
工場で使用する化学物質についても、リスクアセスメントが義務化され、評価の仕方について問合せがくることもある。「非常に専門的な内容なのでなかなか大変ですが、安全な職場を構築しようと積極的に動いてくださることが嬉しくて私も徹底的に調べてお互いが納得できる回答をするように心がけています」と田中は言う。
ほかにも、安全意識の啓発やリスクの網羅的抽出のために、全社員に1人あたり年間10件のリスクアセスメントを提出してもらう取組みも行っている。本社部門では、「廊下での衝突、出張先での転倒などもリスクとして捉え活動しています。全社員が10件リスクアセスメントを提出すれば、全社的には25,000件を超えます。中には、普段気づきにくい隠れたリスクが発見できることもあります。製造現場は、様々な取組みの結果、事故・災害は大きく減少しましたので、本質安全を図りにくい本社や各地の営業拠点に対しても、リスクについて考える必要性を繰り返し伝えて、より災害の起こりにくい職場づくりを目指します」と田中。

image
image
image

地盤固めにゴールなし

image

「社員の中にはグローバル化に苦手意識を持っている方もいます。しかし、誰でも入社した日から今日まで、常に新しいことを学びながら変わり続けてきたはずです。グローバル対応もその延長線上にあるもの。私は、社員の皆さんがグローバル対応を特別なことと思わず、前向きに取組んでくれることを願っています。そのために、私はこれからも地道にコツコツと働きかけを続けます」と残間。
田中は、「おかげさまで国内の安全管理基準は、かなり高い水準まで持ってこられました。今後は海外の現地法人や工場における安全基準づくりにも注力していきます。しかし法令はもちろん、文化だって異なりますから、単に日本の方針を押し付けては意味がありません。しっかり方針を各国でブレイクダウンして、自分たちの安全基準として根付かせてもらえるよう、積極的に活動していきます。」。
「環境を整えるという総務部の仕事は事業部とは違って、新技術で新しい製品を開発するとか、新規受注を獲得して売上を伸ばすという、プラスアルファの仕事ではありません。とても地味だし効果も分かりづらい。でも私達がきちんと地盤を固めることで、社員は安心して前を向いて頑張れるのだと考えています。3年前に安全管理の担当になったときは分からないことばかりでしたが、この機会をチャンスと捉えて『危険源ゼロ』の職場環境を目指して取組んできました。安全管理にゴールはありません。これからも立ち止まることなく、役割を全うしたいと思います」と田中は力を込める。

image
image
image

Interview movie(インタビュー動画)

その他コラム

  • WHAT IS TMEIC?
  • TMEICMAN ティーマイクマン
  • TMEIC 2018 RECRUIT(採用情報)
  • ようこそ、TMEIC村へ